SYNODOS JOURNAL : 「可哀相なひと」と「困ってるひと」はイコールではない 重松清×大野更紗

2011/12/210:49 「可哀相なひと」と「困ってるひと」はイコールではない 重松清×大野更紗 お互いの著書に信頼を寄せる、ふたりの作家の初対面が実現しました。 かたや、数々の賞を受賞し、現在も精力的に執筆をつづける文学界の巨頭、 かたや、今年６月に上梓したデビュー作『困ってるひと』が話題の新人作家。 世代による世界観の違い、震災のこと、文学のこと……。縦横無尽に語りました。 ■「福島」の代弁者にならない 重松 『困ってるひと』の発売からまだ四か月も経っていないけど、毎日がすごく忙しくなったでしょ。 大野 そうですね。ポプラビーチというウェブサイトで連載していたときは、二週間に一回締め切りというペースで必死に八か月間つづけていたので、そのときは書くのが大変でした。本が出てからは取材の対応であっという間に時がすぎたというのが正直なところです。 大野 「福島」で取材のお話を頂いたり、福

[surumeno13]

「大野　原発にかぎらないですけど、逃げられるところから見える景色と、本当に逃げられないところから見える景色はぜんぜん違う。」/良い対談だなぁ。

[sora-papa]

これまた、グレーであることに耐えられるかという「強さ」の問題。「強くない」人は、弱者の多様性に耐えられず「かわいそう」のステレオタイプに押し込めるのだろう。

[Guro]

「困ってるひと」読んでないんだけど、大野さんの言葉にはものすごく惹かれるものがあると思った。

[honma200]

なんか、業務の改善とかにも関係ありそうな話も。線引きも後からしか出来ないんだよなぁ

[SasakiTakahiro]

万能感と完全な無力感は、正反対に見えますが、ほとんど同じ。物事の実体の細部は、グレーゾーンのなかにある。

[seenoview]

団塊ジュニア世代は「同調圧力」が一番強い世代／未来を担保にしていた時代／明確な成功のモデルケースが見えないと、逆に失敗もわからない

[yyamaguchi]

「放射線やこれからどうやって生きていくかという事実から少し切り離した心情的な話では、東京の人のほうがストレスを感じ、怯えている印象がある」

[sato0427]

「可哀相」に対する違和感はすごくあった。どうしようもない状況に陥って困ってる人は可哀相かもしれないが、それを打開しようと努力しているひとを「可哀相」と呼ぶのは上から目線過ぎないか？