（フロンティア２．０）駐車情報アプリ、なぜ消えた：朝日新聞デジタル

「スタートアップ」と呼ばれるベンチャー企業が次々生まれるサンフランシスコで、昨年、一気に有名になった会社がある。イタリアからやってきた「モンキーパーキング」だ。有名になったのは、大成功を収めたからではない。「こんなサービスは倫理的に許されるのか」と、大きな議論になったからだ。曲折を経て、この会社はいま、新たなサービスで再登場しようとしている。 モンキーパーキングはイタリア出身のパオロ・ドブロウニーさん（３２）が高校の同級生２人と作った会社だ。シリコンバレーで起業したいと考えていたドブロウニーさんは、ローマの交通渋滞のなかで路上駐車する場所を探しながら、「駐車場所を探している人が、これから駐車場所を離れる人がどこにいるか知ることができたら、どれだけ楽になるだろう」と考えた。サンフランシスコはローマと同様、路上駐車の場所を探す車がぐるぐると道をめぐることが珍しくない。車に向かって歩いていく人を

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駐車情報アプリ、なぜ消えた