asahi.com（朝日新聞社）：中止の東欧ミサイル防衛、米が新提案 ロシアも評価 - 国際

【モスクワ＝副島英樹】ワルシャワ発のイタル・タス通信によると、ポーランドのコモロフスキ国防次官は６日、同国など東欧へのミサイル防衛（ＭＤ）施設配備を中止した米国から新たな提案を受けたと明らかにした。ポーランドに海上配備型迎撃ミサイル（ＳＭ３）の後方支援基地や戦闘司令所を置くほか、地対空誘導弾パトリオットを実戦配備する内容という。 これに対し、東欧ＭＤ計画に反対し続けたロシアのラブロフ外相は７日、「従来のＭＤ計画より（ロシアへの）リスクは小さい」と評価し、「米ロの対話はさらに進むだろう」と歓迎した。 ロシアは、東欧ＭＤがロシアの戦略核を無力化するとして、迎撃ミサイル（射程約２５００キロ）のポーランドへの地上配備に反対してきたが、パトリオットの射程は８０キロ程度とされる。

[CUTPLAZA-Tomo]

『ポーランドに海上配備型迎撃ミサイル（ＳＭ３）の後方支援基地や戦闘司令所を置くほか、地対空誘導弾パトリオットを実戦配備』