朝日新聞デジタル：センター試験、大学ピリピリ 配布ミス防止に準備強化 - 社会

昨年のセンター試験。問題の配布ミスは全国の会場で相次いだ＝滋賀県内、昨年１月１４日 【川見能人】問題冊子の配布漏れなどが相次いだトラブルから１年。大学入試センター試験が１９、２０日に実施される。本番を控え、試験会場を運営する大学は監督者の研修を強化。「もうミスは許されない」とピリピリしている。 昨年は、一緒に配るべき「地理歴史」と「公民」の問題冊子を片方しか配らなかった▽問題配布に時間がかかって試験開始が遅れた――などのミスが多発。過去最多の３４５２人が再試験の対象となった。監督者が配布方法を十分に理解していなかったのが一因だった。 試験開始が最大４６分遅れて１０８人に影響した長崎県立大は、前回まで２回だった監督者向けの説明会を３回に増やした。３回目の１８日には、両教科の問題配布のリハーサルも予定。教室ごとに配布にかける目安の時間を設定し、超過した場合は補助を付けるなどの対策を取る。

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