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asahi.com(朝日新聞社):「立ち去るわけにはいかない」東電社員、放射線との闘い - 社会
この社員から現場の惨状を聞かされた家族は驚いた。地震が起きるまで、「世界最高の技術だから安全だ」... この社員から現場の惨状を聞かされた家族は驚いた。地震が起きるまで、「世界最高の技術だから安全だ」という社員の言葉を家族は信じてきた。事故の際の被曝(ひばく)対策もできていると思っていた。 家族の一人はいう。「政府や東電は、現場で体を張る連中を見殺しにするのですか。今まで信頼してきただけに、腹立たしいのです」 ◇ 第一原発そばの社宅に住んでいた東電社員の妻は、作業に携わる夫の身を案ずる。 11日午後、激しい揺れに襲われた。タンスが倒れ、めちゃくちゃになった自室から、原発で働く夫に何度も電話をかけた。つながったのは深夜。「無事だ」。生きていることだけは分かった。その後、連絡は途絶えた。 4日後、避難した妻に短い携帯メールが届いた。 「飲み水が足りない。体調も悪くなってきた」 こんな状況の中で、日本全体に影響する重大な仕事ができるのだろうか。夫の家族の一人は心配する。「東電社
2011/03/19 リンク