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活字中毒R。:日清『ラ王』の栄光と挫折
『カップヌードルをぶっつぶせ!』(安藤宏基著・中央公論新社)より。 (安藤宏基・日清食品ホールディ... 『カップヌードルをぶっつぶせ!』(安藤宏基著・中央公論新社)より。 (安藤宏基・日清食品ホールディングスCEOによる、『ラ王』開発秘話) 【インスタントラーメンの場合、ちょっと面白いマーケティング・アイデアで百億円を売ることはできる。しかし、五百億円を売り上げようと思ったら、いくらインスタントとはいえアイデアだけでは無理である。商品に新しい付加価値をつける技術革新がどうしても必要になる。「ラ王」の開発に当たっても、生めん独特の味わいを表現し、なおかつ長期間の保存に耐えるようにするため、技術的な壁をいくつかブレーク・スルーしないといけなかった。プロジェクトチームは当時の中央研究所長だった山崎眞宏の指揮下にめんの担当者として法西皓一郎、赤松伸行、田渕満幸らがついた。めん一筋の名うての変人たちである。 生めんは当たり前のことだが水分が多い。菌の管理が不十分だと、雑菌が繁殖してカビが生えることもあ
2013/11/27 リンク