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白水社 :連載・エッセイ 関口涼子「メディチ家の館に住んで」 第9回 共同生活(3)
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白水社 :連載・エッセイ 関口涼子「メディチ家の館に住んで」 第9回 共同生活(3)
執筆者プロフィール それぞれが、ヴィラ・メディチと「塀の外」、またアウトプット(制作)とインプット... 執筆者プロフィール それぞれが、ヴィラ・メディチと「塀の外」、またアウトプット(制作)とインプット(新しい街を呼吸する)とのバランスを取りながら生活をしようとしている。外部から語られるほど、ヴィラ・メディチは閉鎖的な場ではない。それでも、ヴィラがフランス村であるとしたら、それはこういう点でなのだ、と身につまされたことがあった。 わたしがイタリアで得た知己には、詩人や大学教師、出版者など、自分の業界の、同世代の人間が多い。先日、そのうちの1人、ナポリに住む文学研究者の女性の家に招かれて一泊したときのこと、彼女の親しい友人たちも集まっていて、やがて彼らの仕事の話になった。 彼らは、わたしがいたので最初は遠慮をしていたようだったが、そのうち、自分たちの労働環境の話題になって、次々と現在のイタリアの大学への不満と怒りが噴出してきた。40歳代になっても定職に就けず、非常勤講師を掛け持ちしている人