懐かしき 野山の味 ガマズミゼリー発売 « Iwanichi online 花巻地方のニュース

高松農業・農村振興協 健康志向で人気 地域資源を生かした６次産業化に取り組んでいる花巻市の高松農業・農村振興協議会（神山儀悦会長）は、里山に自生するガマズミの果実を使った「高松のガマズミゼリー」を県内で初めて商品化した。果実には健康維持や増進に有効な成分とされるアントシアニンがブルーベリーの２倍含まれており、市内の販売店では早くも健康自然食品として人気を集めている。 ガマズミは山地や丘陵地の明るい林に生える落葉低木で、樹高は２～３メートル、秋に５ミリ程度の果実を付ける。甘酢っぱい味が特徴で、花巻地方では「ゾウミ」と呼ばれ、鮮やかな紅色の実は大根漬けの色付けなどに用いられている。 ２０１１年に県内第１号の６次産業化事業者の認定を受けた同協議会では、地元にある資源で地域の活性化を図ろうと、会員が子供時代に野山でよく食べたというガマズミに着目。挿し木で木を増やす一方、手軽に食べられる商品と