＜原発事故＞楢葉の仮役場 役割終える | 河北新報オンラインニュース

東京電力福島第１原発事故に伴う避難指示が９月に解除された福島県楢葉町が、いわき市中央台に置いていた仮役場（町いわき出張所）の建物から今月末に退去する。解除後も残っていた３課が、市内の分室や楢葉町の本庁舎に引っ越す。丸ごと避難した町を支えた建物が役目を終える。 仮役場の建物は、いわき明星大の「大学会館」。町が大学から借り、２０１１年４月２６日に災害対策本部いわき出張所を開設。１２年１月に会津美里町から町長室などが移った。鉄筋３階、延べ床面積約１８００平方メートルの１、２階に、最大で約１３０人が机を並べた。 大和田賢司副町長は「当初は職員が寝泊まりしながら、２４時間態勢で業務に当たった」と振り返る。 町は１４年６月以降、楢葉町の本庁舎へ徐々に役場機能を移転。ことし７月に中枢機能を戻した。仮役場には住民窓口となる生活支援課と住民福祉課、税務課が残っていた。 町によると、退去は大学側が使用

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