神戸新聞｜社会｜余部鉄橋、巨大な橋げた存在感抜群 香美町

架け替え工事が続くＪＲ山陰線の余部鉄橋（兵庫県香美町香住区）で、巨大な橋げたの建設が進んでいる。高さ約四十メートルの橋脚上にコンクリート製の「ブロック」が姿を見せ、存在感を示し始めている。 ブロックは、長さ一二メートル、高さ三・五メートル、幅七・二五メートルで、重さは約三六〇トン。橋脚の上部に型枠を設置し、鉄筋などを入れてコンクリートを流し込んだ。四本ある橋脚の上にまずブロックを造り、それぞれの両側を徐々に延ばしながら、長さ約三百十メートルの橋げたを完成させる。 余部鉄橋の横には新しい橋脚四本やクレーンが林立する。新しい橋は来年秋に開通の予定で、工事が進むに連れ、周辺の景観はさらに変わっていく。（小日向務） (4/6 22:06)