神戸新聞｜社会｜前夜祭、巨大龍が練り歩き 南京町春節祭

中国の旧正月を祝う「神戸南京町春節祭」の前夜祭が１３日、神戸市中央区であり、全長４７メートルのきらびやかな金龍「龍龍」が三宮-元町の商店街を練り歩いた。 例年、全長２０メートルの龍が商店街をパレードしていたが、今年は兵庫商業高校の舞竜クラブ「龍獅團」のメンバーが加わり、一回り大きな龍龍の登場が実現。邪気を払う太鼓とシンバルのリズムに合わせ、迫力のある舞を披露した。大丸神戸店前の道路では爆竹の音とともに獅子舞や３匹の龍による演技があり、詰め掛けた観衆は早春を感じたようだった。 春節祭は２１日まで、南京町広場を中心に開催。旧暦元日の１４日正午からは、京劇の衣装やメークをした三国志の英雄らが三宮や元町をパレードする。１５〜１９日は中国雑伎団による北方獅子舞や演技がある。 南京町商店街振興組合理事の劉繕雲さん（３４）は「この不況を吹き飛ばす祭りにしたい」と話した。実行委員会ＴＥＬ０７８・３３２・２