神戸新聞｜丹波｜耐震補強できず、市長が校舎改修示唆 篠山小学校

民間業者の診断で耐震補強が不可能と診断された篠山市立篠山小学校（篠山市北新町）の将来像について、酒井隆明市長は１６日、児童の安全を早期に確保するという観点から、市立篠山中学校跡への建て替えよりも、現校舎の改修が望ましいとの考えを示した。 市内で開かれた「校舎検討委員会」の会合で発言した。同委の委員長を務める酒井市長は５月「建て替えのような改修ができないか」と言及。一方、国の史跡にある中学校跡への移転案は、文化庁が了解したことを示す資料が見つからず、実現には相当な期間が必要な見通しとなっている。 酒井市長は「これ以上、放置したくない。改修の道を選ぶのが一番ではないか」と発言。結論は持ち越され、次回以降、木造校舎の改修に携わった経験がある研究者を招くなどして検討を重ねることになった。 同日示された事業費の参考値は、改修が７億～１０億円、建て替えが１４億～１９億円。（井原尚基） (2011/07

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