三菱電機、“スマートハウス”実証本格化 - 産業・技術 - ニュース - 電気新聞

三菱電機は１１日、神奈川県鎌倉市の情報技術総合研究所内で建設を進めていた「大船スマートハウス」を報道陣に公開した。エネルギー利用の最適化を図るスマートグリッド（次世代送配電網）技術開発の一環。二酸化炭素（ＣＯ２）を排出しないゼロエミッション住宅の実現性を検証する。ＨＥＭＳ（ホーム・エネルギー・マネジメント・システム）を核に、家電間の連携を図り、自然風・光を最大限利用するシステムを導入。今月から実証実験を本格化し、実用化を進める。 スマートハウスは一般住宅を模した実験設備で、エコキュート（自然冷媒ヒートポンプ式給湯機）や太陽光発電システムを採用したオール電化仕様となる。ゼロエミッション実現のため、暮らしにあわせて家電を制御する「生活パターンセンサー」やＨＥＭＳを搭載した。 生活パターンセンサーは、分電盤に内蔵できる小型の機器。家電利用時に発生する特徴的な高調波から利用パターンを判別し記録。そ