口腔がん、副作用なく陽子線治療－福井県立病院が立証 － 主要ニュース － ニュース － 電気新聞

福井県立病院陽子線がん治療センターの川村麻里子医師らが、陽子線照射による口腔（こうくう）がん治療の際、歯型を取るのに使うビニールシリコン製緩衝材が正常組織を防護するのに有効であることを立証し、米国医学物理学の専門誌「メディカルフィジックス」に論文が掲載された。陽子線はエックス線などと違い、体を突き抜けず患部に集中するため正常組織を傷つけにくい。一方で空気中では陽子線を止められず、口の中の空洞部を通って舌に口内炎などの副作用をもたらしてしまう。川村医師は、この緩衝材を使えば陽子線を遮へいでき、副作用を生まずに口腔がん治療が可能なことを証明した。 （本紙１面より） >>ウェブサイトの記事はダイジェストです。より詳しいニュースは有料データベースでご覧いただけます。

[nobuharasawa]

ビニールシリコン製緩衝材が正常組織を防護するのに有効であることを立証　RT