経済コロンブス

■ 波乱万丈！ 木村社長の人生 独特のこってりスープが人気となり、いまや全国に196店舗を構えるラーメンチェーン 天下一品。創業は1971年に逆のぼる。 当時36歳だった木村は勤めていた会社が倒産したことからラーメン屋台を引き始める。その頃店で出していたスープは普通の醤油味。 なかなか繁盛しなかった。「このままでは駄目だ。誰にも真似の出来ないオリジナルスープが作りたい」そう決意した木村は日夜スープ作りに励みだす。 その頃、屋台の縄張りを巡り何度も暴行や嫌がらせを受け、病院に運び込まれることが あったが家族を養わなければいけないという責任感と持ち前の負けん気で、病院を抜け出して屋台に戻る。そんな木村に客がつき始め、嫌がらせをしていた者は去っていった。 そして開業から3年半、寸銅鍋の中で一つの奇蹟が起こる。あのこってりスープがついに完成。たちまち屋台は行列の出来る店となった。今では全国