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『紫雲の人、渡辺海旭 壺中に月を求めて』 前田和男著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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『紫雲の人、渡辺海旭 壺中に月を求めて』 前田和男著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
わが国の仏教学の近年の発展に計り知れない貢献をしたものとして『大正新修大蔵経』85巻の編纂(へんさ... わが国の仏教学の近年の発展に計り知れない貢献をしたものとして『大正新修大蔵経』85巻の編纂(へんさん)出版を挙げるのに異論を挟む者はいまい。 漢訳仏典集成の中心となったのは東大教授高楠(たかくす)順次郎であったが、この世紀の大事業を実現すべく財政・運営の核となり支えたのは深川・西光寺住職の学僧渡辺海旭(かいきょく)であった。 若くしてストラスブルクに高名な梵(ぼん)文学者ロイマンを訪ね、十余年の研さん(けんさん)を重ねた海旭にはごく自然な成り行きであったともいえるが、彼の人間としての破格の存在の大きさはまったく別のところにあった。本書は、日本の近現代史のうねりを総身に曼荼羅(まんだら)のように映して歩み抜いたこの仏者の多面的で果敢な生きざまを、彩り深い物語風の筆致で描き上げた力作である。 留学中、日露戦争の帰趨(きすう)に胸を轟(とどろ)かせ、ロシア革命の胎動を地肌で感じた海旭を内から突き