地震被災者、全国で分散して受け入れ…首相表明 : 政治 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

菅首相は１８日夜、首相官邸で記者会見し、東日本巨大地震の被災者について、「今後安心して生活できる環境を準備する。避難生活がしばらくは続くと思うが、次の安心できるところへ移るまでの間、頑張り抜いてほしい」と述べ、移住先を用意する考えを表明した。 対象となる被災者は数十万人規模になると見られるため、全国各地で分散して受け入れるよう、自治体に要請する考えだ。 被災者は、大地震や津波で住宅や勤務先、農地などの生活基盤を失っているが、学校や病院など生活の拠点の再建には時間がかかることが想定されている。被災者に分散して移住してもらうことには、就職や通学先の確保を容易にする狙いもあり、移住先として公営住宅の空き部屋や新たな住宅の建設などが検討される見通しだ。 首相は「全国各地の自治体や団体、個人から被災者を受け入れてもいいという申し出をいただいた。避難生活が長期にわたらないよう、全国各地で受け入れていた