ロックやバッハ、写真…４万年後の異星人に届け : 科学 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

１９７７年に打ち上げられた米探査機「ボイジャー１号」は、太陽圏を離れる前から、人類に宇宙への憧れ、想像をかき立てる数々の業績を残してきた。 ボイジャーには、太陽系外の知的生命体が見つけてくれることを期待して、音楽や自然の音、各国のあいさつなどを録音した金メッキの「ゴールデンレコード」が積まれている。 音楽としては、クラシックやロック、世界の伝統音楽などが収録された。バッハのプレリュードの収録を提案したのは、宇宙物理学者の佐治晴夫・鈴鹿短期大学名誉学長（７８）だ。「ＥＴ（地球外生命体）と音で交信することを夢見て、研究を志した」という佐治さんは、宇宙との交信には、数学を使う必要があると考えていた。バッハに代表されるバロック音楽は、拍子やメロディーの進行が規則的だ。「数学的な構造を持つ音楽としてバッハの曲を選んだ」という。 レコードには、このほか、当時のカーター米大統領や国連事務総長のメッセージ

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