捕手がいない…巨人の窮地救ったキムタク : プロ野球 : スポーツ : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

巨人３―３ヤクルト（セ・リーグ＝４日）─―ベンチはおろか、球場にいる誰もが予期せぬ緊急事態が起こった。 延長に入り、十一回。ヤクルトの高木が投じた球が、加藤の頭を襲った。ヘルメットの破片が飛び散り、すぐさま加藤はベンチ裏へ下がった。 先発マスクの鶴岡に代わって途中出場していた加藤。一塁で起用した阿部も七回途中にベンチに下げており、ベンチに残る捕手はいなかった。十二回。球場全体がざわめく中、ブルペン捕手のレガーズとマスクをつけ、鶴岡のミットを持って、二塁の守備位置についていた木村拓が現れた。 強肩捕手として日本ハムに入団したものの、２年後に外野手に転向。その後は内外野を守れるユーティリティープレーヤーに成長したが、捕手の練習はほとんどしておらず、マスクをかぶるのは広島時代の１９９９年以来、１０年ぶりだった。 ブルペンで豊田の球を数球受けただけだったため、継投した藤田、野間口とはマウンドで球種

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ユーティリティにもほどがあるが、これはすばらしい！