ＮＹ 原油先物価格 一時３５ドル台に下落 NHKニュース

１１日のニューヨーク原油市場は、世界的に原油の供給が過剰な状態が続くとの見方から、先物に売り注文が集まり、原油の先物価格は一時、およそ６年１０か月ぶりに１バレル＝３５ドル台に下落しました。 その結果、国際的な原油取引の指標となるＷＴＩの先物価格は、一時、２００９年２月以来、およそ６年１０か月ぶりに１バレル＝３５ドル台に下落しました。 原油の先物価格は、先週、ＯＰＥＣ＝石油輸出国機構が開いた総会で減産を見送ったことをきっかけに、下落傾向が強まっています。 市場関係者は、「世界第２位の石油消費国、中国の経済減速などで、需要の拡大も見込めず、世界的に原油がだぶついた状態となっている。さらなる値下がりを見込んで、投資家が原油市場から資金を引き上げる動きも出ており、どの水準で下げ止まるか予想しにくくなっている」と話しています。

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