県内私立高、経済的理由の退学ゼロ 11年度調査、就学支援金効果か｜山形新聞

県内私立高、経済的理由の退学ゼロ 11年度調査、就学支援金効果か 2011年10月28日 11:41 県内の私立高関係者でつくる県私学助成をすすめる会が27日、私立高の学費滞納者数に関する2011年度の独自調査結果（9月末現在）を公表した。経済的理由での退学者は調査を始めた02年度以来初めてゼロとなり、滞納者も減少。同会は、就学支援金の効果などがあったとみている。一方「退学予備軍」とされる長期学費滞納者は依然おり、震災による収入減を理由に挙げたケースもある。 調査には県内16校のうち14校が回答。それによると3カ月以上学費を滞納している生徒は114人。全生徒数に占める割合は1.43％で前年度より0.6ポイント減った。6カ月以上の長期滞納者も前年度（40人）を下回ったが31人いた。 滞納理由は▽母子家庭で経済状況が厳しい▽震災の影響で父親がリストラされた−など。「親が派遣社員で場合によっ