住宅金融支援機構が発表した「民間住宅ローン利用者の実態調査(民間住宅ローン利用者編)※」によると、「全期間固定型」を利用した人の割合が4割近くまで増加したという。以前は最多だった「変動型」と逆転した理由は、どこにあるのだろう? ※2015年3月~6月の間に住宅ローンを借りた1009件(調査時期2015年3月~6月)が対象 「全期間固定型」が増加し、「固定期間選択型」と「変動型」は減少 住宅ローンの金利タイプとしては、35年などの返済期間を通して金利が固定される「全期間固定型」、当初の3年や5年、10年などの選択した一定期間だけ金利が固定される「固定期間選択型」、半年ごとに金利が見直される「変動型」の3タイプがある。 今のような低金利の局面では、長期的な金利変動を読み込む(金利上昇リスクを加味する)必要がある「全期間固定型」より直近の市況に対応する「変動型」のほうが、金利が低くなる。住宅ロー