北欧でコーランに火をつけるなどの行為が相次ぎ、イスラム諸国が反発を強める中、スウェーデン政府は21日、こうした行為の規制に向けた検討を始めることを明らかにしました。治安上の懸念も高まるなか政府としての対応を迫られた形です。 北欧のスウェーデンとデンマークではことし6月以降、イスラム教の聖典コーランに火がつけられるなどの行為が相次いでいて、スウェーデンの首都ストックホルムでは今月14日にも、イスラム教に批判的な思想を持つ男性がイスラム教の聖典コーランを踏みつけたり、蹴ったりしたあとライターで火をつけました。 スウェーデン政府はこれまで表現の自由を重視してこうした行為の規制に慎重な姿勢でしたが、21日「治安状況が深刻に悪化している」などとして規制に向けた検討を始めることを明らかにしました。 イスラム諸国からの反発が強まっているほか、今月17日にテロ警戒レベルが5段階中、上から2番目に高い「レベ
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