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マンガと批評に関するesbeeのブックマーク (37)

  • 鳥山明逝去、に寄す - king-biscuit WORKS

    ● 今こそ、ドラゴンボールを集めに行かねばならん――わが国のみならず、世界中がそう思ったようです。 鳥山明急逝の報がweb環境を介して瞬時にかけめぐりました。享年68。急性硬膜下血腫とのことでしたが、その衝撃は国内もさることながら、むしろそれ以上に世界規模での反応の大きさが伝わってくることによって、戦後の過程で高度経済成長の「豊かさ」を原資として結実させていった、でも、実はそれらについて気でそう深く考えてもこなかったある種の「文化」が、知らぬ間に持ってしまっていた現実的な力量について、われわれ日人に思い知らせることにもなりました。 鳥山明というと、自分などは、どうしても「まんが家」としてまず認識してしまっています。「ドラゴンボール」以降の、ジャンルも国境もかろやかに超えたすさまじい確率変動ぶりと共に育った若い世代にとってはそんなこじんまりした印象ではないらしいのですが、さりとてこちとら

    鳥山明逝去、に寄す - king-biscuit WORKS
    esbee
    esbee 2024/03/11
    大月隆寛がいうんならそうなんだろう『同時代気分に根ざした親しさ、好ましさを感じたものでした。ただ、それが『少年ジャンプ』という「少年まんが」の牙城であり王道を行くとされていた雑誌の誌上にいきなり出現』
  • 24/2/17 鉄鍋のジャンの感想 料理は妨害してもいい - LWのサイゼリヤ

    この記事の要約(ChatGPTの出力を修正) このテキストでは、料理漫画に登場する主人公ジャンが料理大会で見せる行動や姿勢について詳しく解説しています。 ジャンは料理大会で他の参加者に対する妨害行為を行うことがあり、この行為は作中では不正義な手段として批判されがちです。しかし、ジャンの行動は彼の料理に対する深い熱意と真剣さから来ています。 料理大会の形式が持つ矛盾として、現実の事体験では料理が独立して評価されることは稀であり、通常は料理間の相互作用や順序が重要視されます。彼の妨害行為は、料理間の相互作用や事の自然な流れに対する理解を反映しており、単に相手を出し抜くためだけではなく、料理という総体への深い認識を示しています。さらに、ジャンには料理人としての協調や他者との連携を重んじる一面もあり、そうした干渉全般を重視していることも窺えます。 最終的には、ジャンの料理に対するアプローチが、

    24/2/17 鉄鍋のジャンの感想 料理は妨害してもいい - LWのサイゼリヤ
    esbee
    esbee 2024/02/18
    鉄鍋のジャンがマンガ読みにウケるのはある種のメタ料理マンガであり、ただそういう作品が内輪ウケになりがちなのにジャンはマンガとしてもおもしろいというところなんだろうな
  • 『ダイの大冒険』連載当時の貴重な資料を大公開、その制作秘話を原作者・三条陸先生が語り尽くす。編集から「早く殺せ」とまで言われた“ポップ”が目指したのは『ガンダム』のカイ・シデンだった…!?

    三条陸 DAI WORKS を語る永遠の名作『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の原作者が、そのすべてを語りつくす。 『ダイ』は『ドラクエIV』バックアップ計画の末っ子──まず『ドラゴンクエスト ダイの大冒険(以下『ダイ』)』という作品が生まれたきっかけから教えていただけますか。 それはやはり、『ドラゴンクエスト(以下『ドラクエ』)』シリーズの生みの親である堀井雄二さんが「週刊少年ジャンプ(以下「ジャンプ」)」で記事ページのライターをしていたことが一番大きいですね。ジャンプ編集部の鳥嶋和彦さんも、もともと大のゲーム好きだし、ゲームというメディアの可能性に注目していて、『ドラクエ』シリーズをずっと誌面でプッシュし続けていました。ターニングポイントが訪れたのは、『ドラクエⅣ』の発売が見えてきた時期です。 ──『ドラクエ』の漫画化として『ダイ』の企画が立ち上がったと…。 いえ、実はこの段階で『ドラ

    『ダイの大冒険』連載当時の貴重な資料を大公開、その制作秘話を原作者・三条陸先生が語り尽くす。編集から「早く殺せ」とまで言われた“ポップ”が目指したのは『ガンダム』のカイ・シデンだった…!?
    esbee
    esbee 2023/07/04
    ドラクエのメディアミックスとして素晴らしいのはもちろん、マンガとしてのおもしろさに加えて、バトルマンガのインフレ展開への批評性まで包含するという完成度の作品を20代で生み出した三条陸先生、本当に凄いよ…
  • 「アンチマン」の正直な感想を、せっかくなので残しておきたい。|うさる

    何を書いても角が立ちそうなので触れなかったけれど、せっかくだし自分の感想を残しておこうと思った。 この作品は、当たり前のことを書いているように思えたので正直なことを言えばそこまで何か思わなかった。 これが実話なら色々思うことはあるが、創作は自分にとって面白いか面白くないかが全てなのでそういう感想になる。 「アンチマン」は、ある程度意図して主人公の溝口の言動に読み手が反発や忌避の感情を持つようにしていると感じた。嫌悪感や反発を催す箇所は強調して、同情や共感を呼び起こしそうな箇所は抑制的に描いている。 こういうことをされると、内容に関係なく話に乗れなくなる。 そういう演出を除けば、溝口は自分の中では「標準の範囲内に収まる男像」だ。 溝口の言動は多少露悪的だが「比較的普通の男の音」に見える。(歩きスマホ女性へのぶつかり行為は、溝口が言うように双方の不注意で起こったことを演出でそうではないように

    「アンチマン」の正直な感想を、せっかくなので残しておきたい。|うさる
    esbee
    esbee 2023/06/07
    アンチマン、ありふれた不幸の話であり、そういう意味で文学だと思う。マンガにエンタメを求める若者には物足りないかもしれないが、私のような中年には文学が効いたということなんだろう……と自己分析している
  • 漫画感想~谷口ジロー『再会』~居場所が無いってわかったら、せめてその場を静かに去るのだ - 漫画のことと本のこと

    このエントリーに書いた感想は以下の1件。 ※Webマンガリンクはエントリー公開後時間が経つと閲覧ができない可能性があります。ご了承くださいませ こんばんは。41歳批評見習い美大生、2児の母、中山です。 今回はこちらの1作。 Twitterで公式アカウントが流してくれたものなので、見られなくなっていたらごめんなさい。 今回のエントリーはがっつりと内容に触れるので、まず↓をクリックして読んでみてくださいね。 『再会』 『孤独のグルメ』の谷口ジローが描いた、とある50歳のグラフィックデザイナーが、23年前に別れた娘と「再会」する話(1/7) pic.twitter.com/C600kEY4Jq — 谷口ジローコレクション【公式】 (@inu_wo_kau) 2022年10月3日 こちら、谷口ジロー先生の作品の一編。原作は内海隆一郎。 この作品、Twitterでの告知のため、引用ツイートでの反応も

    漫画感想~谷口ジロー『再会』~居場所が無いってわかったら、せめてその場を静かに去るのだ - 漫画のことと本のこと
    esbee
    esbee 2022/10/08
    いい批評。感じていたものを言語化してくれた
  • 『ゴールデンカムイ』を描いた信念につながる1通の手紙…野田サトル1万字インタビュー#2 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け

    【注意】このインタビューは、漫画ゴールデンカムイ』の完全なネタバレを含みます。ご了承いただける方はお読みください。 (#1の続き) 博物館が『ゴールデンカムイ』にもたらした功績 ――アイヌに関連する博物館が貢献した役目についても最終回で言及されていましたね。 はい。キラウシやチカパシのマキリを作って頂いた浦川太八さんという御年80歳以上の猟師兼、工芸家の方がいらっしゃいます。 浦川さんとは今でも交流があるのですが、若い頃、工芸を始めたときは博物館へ通って収蔵品から技術を学んだそうです。 「自分が作ったものを見れば、後のアイヌが真似して作ってくれるから」と、博物館にもたくさん作品を納品されています。 他のアイヌ工芸家さんも、皆さん博物館へ足を運んで刺激を受けているそうです。博物館は、アイヌ文化の保護に非常に重要な役目があるという一つの事例ですね。他にも例えば、アシㇼパの夏の。ブドウ蔓で作

    『ゴールデンカムイ』を描いた信念につながる1通の手紙…野田サトル1万字インタビュー#2 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
    esbee
    esbee 2022/09/30
    ゴールデンカムイが傑作であることは疑いの余地はない。その上で、和人のアイヌ差別が存在し続けたことは事実であり、その苦味を加えたら作品はもっと高みに登れたと思うんよね……もったいないというのが感想
  • 「チ。―地球の運動について―」感想。〜歪で不誠実で不愉快なこの傑作漫画について〜 - 銀河孤児亭

    はいどーも あでのい です! いやー、とうとう完結ですよ劇場版Gのレコンギスタ! この人類史上に残る一大事を目前にして、このブログ、直近記事が刃牙シリーズ、麻雀漫画シン・ウルトラマンですよ? 一体何のためのブログだと思ってんすかね当。忘れてる人のために言っときますが、このブログは元々Gレコ感想用ブログです。忘れないように! という訳で今日は漫画『チ。-地球の運動について-』の感想です。 チ。―地球の運動について―(1) (ビッグコミックス) 作者:魚豊 小学館 Amazon この度最終巻の発売に加えてアニメ化も決まったとのことでめでたい限りですね。全8巻できれいにまとまってるのもおすすめしやすいポイントです。 でまあ、なんですけど、今日はちょっとこの大人気漫画の『チ。』を、私の持てる限りの全身全霊をもってして可能な限りボコボコにしてやりたいと思います。 やー、遂に書いちゃったよ作品批判

    「チ。―地球の運動について―」感想。〜歪で不誠実で不愉快なこの傑作漫画について〜 - 銀河孤児亭
    esbee
    esbee 2022/07/22
    まさに“俗情との結託”を体現した作品。「非科学的な宗教が、真理を探求する科学者を拷問し虐殺していたが、それでも彼らは諦めなかった」という大衆が好むストーリーを留保なく提供する作り手を、私は尊敬できない
  • 『忍者と極道』86話の「ふざけるな。そんなの社会の勝手だろう」について色々考えたこと - えのログ

    esbee
    esbee 2022/06/14
    素晴らしい批評だ……『社会の規範や、法律の範囲内で存分に自分の欲望を解消できる人が気軽に言っているのであればそれは自分がただ安全圏にいて石を投げているだけなんじゃないかとも思うのです』
  • アイヌ文化をカッコよく描いた人気漫画「ゴールデンカムイ」の功罪|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    <北の大地で繰り広げられる壮大なアドベンチャーを通じて「アイヌ文化への関心を高めた」と政府も評価する漫画や回顧展に潜むプロパガンダ> 『週刊ヤングジャンプ』で連載されていた野田サトルの人気漫画ゴールデンカムイ」が4月28日に完結した。漫画の完結に先駆けて、実写映画化が発表され、また雑誌発売直後から6月末まで、「ゴールデンカムイ展」が東京ドームシティで開かれている。 漫画の舞台は日露戦争後の日。アイヌが隠したという金塊を求めて、元日軍人の青年とアイヌの少女が様々なキャラクターと協力あるいは敵対しながら、北海道やサハリンを旅するというもの。登場する個性豊かなキャラクターの人間ドラマや、作中で紹介されるアイヌの文化なども人気となり、ベストセラー作品となった。 しかしSNSでは『ゴールデンカムイ』の実写化や展覧会などのイベントや漫画の最終回に対して、アイヌの歴史についての無理解さが露呈して

    アイヌ文化をカッコよく描いた人気漫画「ゴールデンカムイ」の功罪|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
    esbee
    esbee 2022/05/23
    あの最終回をもって、ゴールデンカムイが名作であることが否定されるわけではないが、画竜点睛を欠いたとは言わざるを得ないだろう
  • 「利他性の果ての自己犠牲」という呪いを乗り越えた真の勇者はポップである──『ダイの大冒険』における「勇者」という存在

    『ダイの大冒険』について考えるということは、『ドラゴンクエスト』について考えるということでもある。そして同時に、「少年漫画」について考えることでもある。 かつて『ドラゴンクエスト』は、RPGというゲームジャンルを日に伝道する上で、鳥山明によるキャラクターデザインを始めとする少年漫画のさまざまな意匠や、当時黄金時代を迎えていた「週刊少年ジャンプ」というメディアの力を活用するなど、少年漫画の力を最大限活用することで社会現象を起こすほどの人気を獲得した。 そんな『ドラゴンクエスト』を改めて「週刊少年ジャンプ」誌上で漫画化する。その際に、『ダイの大冒険』がお手としたのは、前回の記事でも指摘したように少年漫画の名作の中の名作、『あしたのジョー』である。 『ダイの大冒険』が当時絶大な人気を誇っていた『ドラゴンクエスト』のIPの力にあぐらをかいたような内容の漫画であったとすれば、おそらく現在にまで語

    「利他性の果ての自己犠牲」という呪いを乗り越えた真の勇者はポップである──『ダイの大冒険』における「勇者」という存在
    esbee
    esbee 2022/02/08
    『ダイの大冒険』、作品としてのおもしろさはもちろん、取り扱ったテーマの先進性という意味でも評価されるべきだし、hamatsuさんの素晴らしい批評が電ファミを通してWEBに残るのは喜ばしい/結局ダイの光なんだろな?
  • 藤本タツキは『ルックバック』を“描かずにはいられなかった”のではないか?──「受け手に湧き上がる衝動によって駆動する物語」としての『ルックバック』を考える

    2021年7月19日の0時に「少年ジャンプ+」にて公開されるやいなや大反響を呼び、次々と熱のこもった批評、感想がネット上に次々アップされ、すでにひとつの「現象」と化しつつある、『チェンソーマン』の作者、藤本タツキ待望の最新作『ルックバック』。 (画像はルックバック – 藤本タツキ | 少年ジャンプ+より) 連日のように力のこもった充実した新作が公開され、ネット上でバズることがもはや当たり前の出来事のようになりつつある、「ジャンプ+」の中でも『ルックバック』の反響は群を抜いている。稿執筆時点で閲覧数は500万を突破しており、はてなブックマーク数は3000を超えるほどだ。 週刊少年ジャンプ誌上において始まりから第一部の完結まで絶えず異彩を放ち続けた『チェンソーマン』の作者の最新作ということでも公開前から期待を集めていた『ルックバック』は、なぜこんなにも多くの読者の心を揺さぶるのだろうか? 公

    藤本タツキは『ルックバック』を“描かずにはいられなかった”のではないか?──「受け手に湧き上がる衝動によって駆動する物語」としての『ルックバック』を考える
    esbee
    esbee 2021/07/30
    自分の言いたいことが大体書かれてて悔しいが、感謝。私も書く。/創作は善だけではなく、悪も引き起こすが、それでもなお創作していくというタツキ先生の決意表明であり、青葉真司を想起させる必要性があったと思う
  • これから「ルックバック」についておしゃべりしようと思っている人に注意してほしいこと - 装置

    ※以下加筆部分 この記事は、2021年8月2日に行われた作品の「修正」および同年9月発売の単行『ルックバック』よりも前に書かれたものであり、一番最初に公開されたバージョンに即しています。最初のバージョンは今ではアクセスが難しくなってしまいましたが、公開当時の反応の一例を残しておくことにも一定の意味があろうと思いますので、そのまま残してあります。 ※加筆ここまで 2021年7月19日に『ジャンプ+』で公開された藤本タツキの中編「ルックバック」は、公開直後から大変な反響を引き起こしている。良し悪しという意味での評価は別にして、この作品は読者に何か語らせずにはおかないというか、裏読みのようなものへの欲望を喚起せずにはいない構造がある。"Don't Look Back in Anger"をはじめとした、作品の至るところに散りばめられた「元ネタ」の数々、「バック」=過去=背中=……といったモチーフ

    これから「ルックバック」についておしゃべりしようと思っている人に注意してほしいこと - 装置
    esbee
    esbee 2021/07/21
    これは労作 議論するとき助かるね🦞
  • 人の欲望を増幅させる謎の衣装「リビドークロス」を着た変態人妻達が襲い来る、サスペンス超怪作!『淫獄団地』搾精研究所, 丈山雄為【おすすめ漫画】|コミスペ!

    esbee
    esbee 2021/06/27
    こんなすごいマンガが「次にくるマンガ大賞」にノミネートすらされねぇなんて、許せねーよなあ~!!! https://togetter.com/li/1736495
  • 『鬼滅の刃』、中1の娘を魅了した「いい子な主人公・炭治郎」…その〈新しさと古さ〉(堀越 英美) @gendai_biz

    「いい子の主人公を見たことがなかった」 先日、「初見の人間が感動して泣くところを見たい」という『鬼滅の刃』ファンの中学1年生の娘に連れられて、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を鑑賞した。「こんなに泣きを期待されて泣かなかったら、ハードめな反抗期が前倒しで来てしまうのでは……。泣いたら泣いたで恥ずかしいし」。 そんな心配は幸い、杞憂に終わった。劇場の明かりがついてみれば、我々だけでなく、隣の母娘も前方の席の父息子も、小学生男子グループも10代女子3人組も、みんなべそべそ泣いていたからである。今まで子連れで訪れてきたどんなファミリー映画でも、これほどの熱気を体験したことはなかった。 歴代記録を次々に塗り替えるほどの大ヒットとなれば、当然にその人気の秘密を知りたくなる。『鬼滅の刃』の魅力を語りつくすには早口でも5億年かかるという娘に言わせれば、絵、セリフやオノマトペのセンス、小説のようなモノロー

    『鬼滅の刃』、中1の娘を魅了した「いい子な主人公・炭治郎」…その〈新しさと古さ〉(堀越 英美) @gendai_biz
    esbee
    esbee 2020/11/19
    おもしろかった。講談本との比較、コトリコさんにもやってほしい。ゴールデンカムイのブログもおもしろかったし
  • 未完の完—石川賢とダイナミックプロ『マンガ神州纐纈城』にみるKEND | マンバ通信

    ガン! ガン! ガン! ガン! 若い命が真っ赤に燃えて……のアニメOP曲も印象的な、「変形合体ロボットもの」の元祖であり、後に『天元突破グレンラガン』などの作品にも大きく影響を与えた偉大な作品『ゲッターロボ』。作者の一人である石川賢が急逝してはや15年近い月日が流れましたが、近年でも『ゲッターロボ牌』という麻雀漫画のスピンオフまで登場しているなど、その存在感は未だに衰えることがありません。 さて、そんなゲッターの生みの親である賢先生のファンの間で使われる言葉として、”KEND”(KEN+END)という概念があります。「あります」というか筆者がむかし昔考えた言葉なんですが。なんとはなしに思いついて使ったら知り合いのブログとかでも使われるようになり、そこからの影響か2ch(当時)の石川賢スレとかでも使われてるのを見るなど、微妙に膾炙しました。いやもちろん、「自分も賢先生のファンだけど、KEND

    未完の完—石川賢とダイナミックプロ『マンガ神州纐纈城』にみるKEND | マンバ通信
    esbee
    esbee 2020/10/09
    いいレビューを読んだ……『マンガ神州纐纈城』電子版あるのか、買わなきゃ/原作、演劇の小説化みたいで情景とセリフがむちゃくちゃ強いけどストーリーはもうよくわかんなくなった思い出
  • 黒木智子のどこがいいのか - 紙屋研究所

    『私がモテないのはどう考えてお前らが悪い!』の主人公・黒木智子はずっと一人ぼっち(「ぼっち」)であることをネタにしてきたマンガ作品だが、ここへきて奇妙な形で次々と友人ができはじめる展開になっている。その様は「コミュニケーションの牢獄」である高校生の教室空間において、一種の人間関係のユートピアともいえる状況を呈していて、感動を覚えずにはいられないというのが正直なところである。 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 13巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE) 作者: 谷川ニコ 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス 発売日: 2018/07/21 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 虚構なんだから設定の中の「現実」についてまじめに考えてもしょうがないとは思うんだけど、どうして黒木のまわりに人が集まりだしたのだろうか。 例えば、ネモがゆりに自分のことを嫌い

    黒木智子のどこがいいのか - 紙屋研究所
    esbee
    esbee 2019/05/27
    話題になってから読んでるけど、丁寧なつくりで本当におもしろいよなわたモテ
  • 少年漫画の続きとしての『からくりサーカス』 - 17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

    からくりサーカス 視聴フル 心が冷たくなっていくアニメ版のデザインです。原作を映像でトレースする以上がない。元絵をトレーシングペーパーでなぞるだけでは全然いい絵にはならず、書き手の技術が無いと無機質になるのと似ていますね。 実は原作をすべて読み込んでいたんですよ。何回も。いつかアニメになるとしたらこの作風や題材のもっている狂気性を拾える監督やスタジオが付いたらいいな、と思っていました。ですが……と感じましたよ。 今回、学生のころから連載を追いかけていて、思い入れある作品だったので、あらためて『からくりサーカス』原作のなにがよかったか?ってウェットな話を少し書きます。原作の内容を最後まで書いているので了承したうえでお読みください。 人生でただ一度しかない瞬間を終えて 藤田和日郎は『うしおととら』で90年代みたいな性格の悪い時代にも関わらず、ストレートな少年漫画をやりきったみたいなイメージがあ

    少年漫画の続きとしての『からくりサーカス』 - 17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード
    esbee
    esbee 2018/10/22
    『からくりサーカス』原作の批評としてすばらしいと思う。少年マンガにおけるオセロの白い石としてのサーカス編と、それを裏返すからくり編、そしてそれをさらにひっくり返す黒賀村以降と考えると、見事な構成だわ
  • さまよう犬と剥き出しの問い――アニメ『文豪ストレイドッグス』感想 - 宇宙、日本、練馬

    この三日間、Amazonプライムビデオで『文豪ストレイドッグス』をみていました。それはなぜかといえば、現在同作品の劇場版が劇場でまさに公開されており、それが尊敬するクリエイターの目下の最新作であるから、というのがただ一つの動機であり、ゆえに僕はあまり『文豪ストレイドッグス』という作品のよい視聴者ではなく、そしてテレビ放映からしばらく経ってからその負債を一挙に生産しようとする態度は、クリエイターのファンとしてもあまり熱心なものだとはいえないでしょう。それでも、一応、感想を書いておきます。 横浜。現代風の街並み。しかし、そこは私たちの知る横浜とは異なる相貌をもつ。横浜ベイブリッジ、赤レンガ倉庫等々、私たちのよく知るランドマークの影で、人知を外れた力、「異能力」をもつ人間どもが跋扈し、抗争を繰り返していた。そして彼ら異能力者は、奇妙なことに、私たちが「文豪」として知る名を持ち、その名と結びついた

    さまよう犬と剥き出しの問い――アニメ『文豪ストレイドッグス』感想 - 宇宙、日本、練馬
    esbee
    esbee 2018/03/26
    『この作品の特異性は固有名詞の奇妙な素朴さである。異能力。武装探偵社。ポート・マフィア。組合(ギルド)。それらの響きはいまにもそこから掘り出してきた原石であるかのように、ごつごつしていて飾り気がない』
  • 「BANANA FISH」アニメ化製作発表で感じたこと

    「バナナフィッシュにうってつけの日」の中で、主人公シーモアがハネムーン先で出会った少女シビル・カーペンターに話す作り話に”Bananafish”が登場し、このバナナフィッシュという魚はバナナがどっさり入ってる穴の中に泳いで入って行くが、バナナをたくさんべてしまうために穴から出られなくなり、挙句の果てにバナナ熱という病気にかかり死んでしまうのだと話し聞かせます。この話をしたあと、シーモアは少女を誘って海に泳ぎに行きますが、なぜか少女は、そこで「存在しないはずのバナナフィッシュを見てしまう」のです。シーモアはやがて宿へと戻り、眠っているの横で拳銃自殺してしまいます。 作者J・D・サリンジャーは、ポーランド系ユダヤ人の実業家の父と、スコットランド=アイルランド系のカトリック教徒の母の間に生まれたアメリカ人で、1942年の太平洋戦争の勃発を機に自ら志願して陸軍へ入隊しています。訓練を経て2年後

    「BANANA FISH」アニメ化製作発表で感じたこと
    esbee
    esbee 2018/02/23
    バナナフィッシュ、手放したけど再読したくなった。アニメについての懸念だけでなく作品の優れた批評にもなっていると思う。素晴らしい
  • みなもと太郎 さいとう・たかをの偉大な功績を語る

    『風雲児たち』などでお馴染みの漫画家みなもと太郎先生がTBSラジオ『タマフル』に出演。漫画家さいとう・たかを先生が日漫画界に起こした革命と、あまり知られていないその偉大な功績について話していました。 只今「サタラボ」今回は「さいとう・たかを特集 by みなもと太郞」歴史漫画の大傑作『風雲児たち』などで知られる、漫画家・みなもと太郎先生がさいとう先生について語ってくれます! #utamaru #tbsradio #radiko pic.twitter.com/xN0fHYFTwb — tamafle954 (@tamafuru954) 2016年4月30日 (宇多丸)ここからが、日の編でございます。漫画家さいとう・たかをさんがいかに日漫画界に革命を起こしたのか? 革命ですよ、みなさん。解説していただきます。レジェンドが、伝説的存在が伝説的存在を語る特集となっております。それでは、

    みなもと太郎 さいとう・たかをの偉大な功績を語る
    esbee
    esbee 2016/05/03
    大いなる娯楽作家としてのさいとう・たかを