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ブックマーク / realsound.jp (24)

  • “トム・クルーズ映画”の快作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』

    トム・クルーズ、61歳。還暦男が走る! 電車のうえで戦う! 崖からバイクで飛ぶ! 何の話かと言えば、もちろん『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(2023年)である。あらすじは一応あるが、もうザックリ「世界の危機に凄腕スパイのイーサン・ハント(トム・クルーズ)と仲間たちが立ち向かう!」とだけ理解しておけば大丈夫だろう。これは世界でトムにしか作れないスター映画であり、アクション映画と言うより「トム・クルーズ映画」の新たな快作である。 スター映画とは、主演を務めるスターを観に行く映画である。スターの活躍と魅力が存分に発揮されれば良いのであって、少しくらい物語のつじつまが合わなくても、無茶苦茶な話があっても許される映画……いや、むしろつじつまが合わず、「そうはならんやろ」と観客が冷静に思いつつも、「でも、この人だからなぁ」と許容してしまうのがスター映画だ。 この点を

    “トム・クルーズ映画”の快作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
    esbee
    esbee 2023/07/27
    冷静な逆噴射聡一郎先生みたいなレビューだ!
  • “次の雨穴”として出版業界が大注目? ダ・ヴィンチ・恐山(品田遊)とは何者なのか

    謎の覆面ミステリ作家・雨穴の新作『変な絵』(双葉社)が売れ続けており、フジテレビ系の情報番組『めざまし8』が報じた“出版界のAdo”という言葉もSNSのトレンドになった。そんななか、同じくウェブメディア「オモコロ」のライターとしての一面を持つ「ダ・ヴィンチ・恐山」こと品田遊が11月7日、短編SF小説集『名称未設定ファイル』(朝日文庫)、ウェブマガジンの日記をまとめた『キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々』(朝日新聞出版)を同時に刊行。さっそくAmazonランキングで上位にい込み、好調な出だしとなっている。「オモコロライター」であるほか、メディア露出の際に仮面をかぶっていることも雨穴と重なるが、果たしてどんな人物なのか。 「オモコロ」というメディアについては、当サイト記事「雨穴、地獄のミサワ、ダ・ヴィンチ・恐山……次世代作家を輩出する『オモコロ』の強み」に詳しい。雨穴は2018年、同

    “次の雨穴”として出版業界が大注目? ダ・ヴィンチ・恐山(品田遊)とは何者なのか
    esbee
    esbee 2022/11/10
    マジで!?最近でいちばん驚いたかもしれん。センスが2ちゃんねらーなんだよな……『現在29歳のダ・ヴィンチ・恐山』
  • 置鮎龍太郎、荒唐無稽な孔明を成立させた巧みな声色 『パリピ孔明』は夢を応援する作品に

    「私があなたの軍師になります」 現代の渋谷で、力強いこの言葉を放ったのは他でもない。三国時代の天才軍師・諸葛亮孔明である。 TOKYO MXほかにて放送中のアニメ『パリピ孔明』。作は、西暦234年の五丈原から現代の渋谷に転生してきた孔明が、歌手を志す若者・月見英子と出会い、彼女の夢を叶えるために軍師として導いていく物語だ。 パリピたちが集う「渋谷」に「孔明」という、一見すると違和感のある組み合わせだが、作を観ていると上手くマッチしているので面白い。むしろ、厳しい現実が立ちはだかるこの時代にこそ「孔明がいてくれたらな」と思わせるほどピッタリと現代にはまっていた。その大きな理由は、孔明役を演じた置鮎龍太郎の存在が大きいだろう。 偽りのない、誠実な声 「英子さんのすばらしい歌を聴けたので、疲れなど吹き飛びました」 「あなたの歌に救われた人間が目の前にいるのです」 「あまりのすばらしさに、意識

    置鮎龍太郎、荒唐無稽な孔明を成立させた巧みな声色 『パリピ孔明』は夢を応援する作品に
    esbee
    esbee 2022/06/23
    置鮎龍太郎さんの孔明、素晴らしかった。パリピ孔明という作品をより高みに押し上げたのは置鮎さんの力大きいと思う『孔明は「主人に仕える軍師」であるため、アフレコ時は「先生」にならないように気をつけた』
  • 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が体現したアメコミの自由さ

    魔術師ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)のところに並行宇宙(マルチバース)をまたぐ大トラブルが舞い込んでくる。時系列的に直前に当たる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022年)で「ユニバースをまたぐなよ、またぐなよ」の警告を無視して酷い目に遭ったストレンジ先生だったが、再びまたがざるを得ない状況に陥るのであった。 アメコミ、それは自由である。完全な私事で恐縮だが、私がアメコミに驚愕したのは今から二十数年前、まだ小学生高学年だった頃の話だ。当時『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』という対戦格闘ゲームがあった。キャプテン・アメリカ、スパイダーマン、ウルヴァリンといったマーベルのキャラと『ストリートファイター』のキャラ(そして木梨憲武)が戦うゲームである。これを機になんとな~~く「海の向こうにもマンガがあるらしい」と知り、その後に小学館集英社

    『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が体現したアメコミの自由さ
    esbee
    esbee 2022/05/10
    痛快作品を期待していただろうに、青い顔をしてげんなりしている中高生がいたそうな。サム・ライミだよ?と思うが、若者はそんなこと知らなくて当たり前なわけで、いつかいい思い出になるといいな
  • 野田クリスタル × syudouが語り合う 「爆笑」とお笑い&音楽をめぐる二人の創作論

    音楽シーンを牽引するプロデューサー/アーティストを多数輩出するボーカロイド文化の今を伝える祭典として、2020年の12月に第1回が開催された『The VOCALOID Collection』。その第4回『The VOCALOID Collection ~2022 Spring~』が、4月22日より開催される。 これまでも数々の豪華なインタビュー・対談を行ってきた『The VOCALOID Collection』特集だが、今春もスペシャルな組み合わせが実現。登場してくれたのは、お笑い芸人における賞レースの最高峰『M-1グランプリ 2020』で王者に輝いたマヂカルラブリーの野田クリスタルと、同じ2020年を代表するヒット曲のAdo「うっせぇわ」で作詞・作曲を手がけたアーティスト・syudouの2人。どちらかの、そして互いのファンは知っているだろうが、彼らにはsyudouの楽曲「爆笑」を巡

    野田クリスタル × syudouが語り合う 「爆笑」とお笑い&音楽をめぐる二人の創作論
    esbee
    esbee 2022/04/11
    『この対談をもって、ハッキリと「爆笑」はマヂカルラブリーさんを題材にした曲だと宣言します』
  • 作家で「億」は稼げるのか? 現役作家たちが明かす赤裸々な収入事情と、必要な努力

    すこし前、SNSを「ラノベ作家」「8000万円」というワードが騒がせた。テレビのバラエティ番組が、ラクして稼げるお仕事第1位はライトノベル作家で、平均年収は8085万円と伝えて、ラノベに限らず作家の人たちが「あり得ない」といった反応を見せた。だったら作家は幾らなら稼げるのか。そんな疑問にズバリと答えたが、架空戦記やラノベを書いて来た吉田親司による『作家で億は稼げません』(エムディエヌコーポレーション)だ。 可能性を言えば、作家でも年に1億円は稼ぎ出せる。『作家で億は稼げません』の中で筆者は「書が七十五万部以上売れれば、僕の年収は億に届く計算です」と書いている。何がきっかけでミリオンヒットが出るか分からないのが出版界、このだって可能性はゼロではない。そして現実に、億を稼いで『小説家になって億を稼ごう』(新潮新書)いうを出した松岡圭祐というベストセラー作家が実在する。 『作家で億は稼げ

    作家で「億」は稼げるのか? 現役作家たちが明かす赤裸々な収入事情と、必要な努力
    esbee
    esbee 2022/01/31
    インパルス板倉の名言「才能とか努力に大金が払われるわけじゃない、大金っていうのは知名度に払われる」を想起させるよね。悲しいが真実であろう https://news.1242.com/article/333500
  • 「週刊少年マガジン」連載作品の半分がラブコメになったのはなぜ? 編集長に聞く時代背景と戦略

    「週刊少年マガジン」(講談社)連載作品の約半分がラブコメになっている。マガジン読者からすれば「何を今さら」な話だろうが、かつては読んでいたが最近は読んでいないという30代以上には驚く人もいるかもしれない。 マガジンでラブコメ作品が増えていった理由と、「マガジンらしいラブコメ」とはどんなものかについて栗田宏俊編集長のコメントを交えて考えてみたい。 マガジンの半分がラブコメになったのはなぜ? 30~40代のかつての読者には「マガジンはヤンキーマンガに強い」という人もまだいるかもしれないが、それにしてもなぜここまで増えたのか。栗田氏は「特にヤンキーマンガを強化しようとか、ラブコメを充実させようということはありません。いい作品を載せるというだけです。いい作品を載せていたら、たまたまラブコメが多かった。結果的にラブコメが多くなったのは、時代がそれを求めているからだと思います」と語る。 ラノベでも近年

    「週刊少年マガジン」連載作品の半分がラブコメになったのはなぜ? 編集長に聞く時代背景と戦略
    esbee
    esbee 2021/10/13
    ラブコメとヤンキーマンガでセックス&バイオレンスという娯楽の基本を抑えているということであり、人間の欲求に忠実なだけでは?という気もする
  • 『竜とそばかすの姫』に刻まれる佐々木昭一郎の影響 映画史的記憶を引き継ぐ俳優の起用も

    目の前を男が落ちてきた。『竜とそばかすの姫』の試写を観た帰り道の出来事である。すぐに近くの交番から警官が駆けつけ、一部始終の目撃者が大きな身振りで何事かを警官に話している。やがて救急車の音が聞こえてきたので筆者はその場を離れたが、つい気になってSNSで検索してみると、当事者のツイートが直ぐに見つかった。落ちてきた男は、その直前まで動画配信を行っていたのだ。その動画には、何人かが思いとどまるようにリプライを送っていた。 道に横たわる彼を目にした直後に、数分前の彼の映像をかんたんに見ることができてしまうのが現代である。ネット社会の発達は、匿名の仮面など突発的な事態が起きれば直ぐに剥がし、通りすがりにすぎない筆者に、なぜ彼がそのような行動を取り、どんな原因があったのかまで瞬時に分からせてしまう。『竜とそばかすの姫』で描かれていたのも、こうした現代のインターネットと現実の関係である。 毀誉褒貶の激

    『竜とそばかすの姫』に刻まれる佐々木昭一郎の影響 映画史的記憶を引き継ぐ俳優の起用も
    esbee
    esbee 2021/08/02
    あれ島本須美さんだったのか!なるほど~
  • 『100日間生きたワニ』の出来はどうだったのか 原作のブームや興行的な苦戦とともに考察

    2019年冬から2020年の春にかけて、Twitterで大きな盛り上がりを見せた4コマ漫画100日後に死ぬワニ』。「100日後に死ぬ」という情報が読者に明示された上で、そんなことは知らずに物語のなかで生活を送るワニの主人公と、周囲の登場人物の日常が描かれていく作品である。映画『100日間生きたワニ』は、そんな漫画のアニメ映画化企画だ。 しかし、作は公開がスタートしてから、一部でネガティブな意見にさらされ、興業的に苦戦を強いられている。一年前の春に大きなブームとなり、人気を集めた原作の映画が、なぜこういう状況に陥ったのだろうか。ここでは、その理由を考えるとともに、作の出来が、実際にはどうだったのかを評価していきたい。 映画は、原作漫画最終話の再現より始まる。桜の花びらが舞う春の光景のなかで、予告通り「ワニ」と名付けられたキャラクターの生涯は幕を閉じる。そこから、原作でも描かれた数々の場

    『100日間生きたワニ』の出来はどうだったのか 原作のブームや興行的な苦戦とともに考察
    esbee
    esbee 2021/07/27
    これは同意。予算の使い方がヘタ。『特異な原作を与えられ、劇場作品にできるという機会がありながら、これまでにない演出や表現で、観客を驚かせたり興味を惹こうとするような試みがあるようには感じられないのだ』
  • 『夏への扉』と『Arc』、いずれも大苦戦 日本の実写SF作品は求められていないのか?

    先週末の動員ランキングは、『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(松竹)が土日2日間で動員12万9000人、興収1億8300万円をあげて2週連続で1位となった。6月28日までの10日間の累計動員は50万9000人、累計興収6億9934万1570円。 初週は初登場4位と奮わなかったが、地味に健闘を見せているのが先週に続いてトップ3にランクインしている『キャラクター』だ。こちらは6月28日までの17日間の累計動員が65万6758人、累計興収が9億1682万7130円。主演作として前作にあたる『花束みたいな恋をした』の大ヒット(累計興収38億円突破)は言うまでもなく、パンデミック期に入ってからの主演作としては、公開延期を経て昨年8月に公開された『糸』(最終興収22.4億円)も隠れた大ヒット。今回の『キャラクター』も10億円超えは確実で、「映画館に客を呼べる役者」としての菅田将暉神話は健在だ。 さて、先

    『夏への扉』と『Arc』、いずれも大苦戦 日本の実写SF作品は求められていないのか?
    esbee
    esbee 2021/07/02
    宇野維正さん、シン・エヴァ興収100億いったらごめんなさいしないといけないよね! 期待してます!w https://realsound.jp/movie/2021/03/post-732563.html
  • 令和突入で変化した朝ドラ『スカーレット』、賛否割れた『全裸監督』……2019年を振り返るドラマ評論家座談会【後編】

    令和突入で変化した朝ドラ『スカーレット』、賛否割れた『全裸監督』……2019年を振り返るドラマ評論家座談会【後編】 2019年も、各局、各配信サービス等から多種多様なドラマが放送された。リアルサウンド映画部では、1年を振り返るために、レギュラー執筆陣より、ドラマ評論家の成馬零一氏、ライターの西森路代氏、田幸和歌子氏を迎えて、座談会を開催。 脚家の安達奈緒子の作家性や、YouTubeからの影響を感じさせるテレビ東京の深夜ドラマについて話し合った前編に続き、後編では『気のしるし』『いだてん』『全裸監督』などから、ドラマにおける男女の描き方に注目。また、令和という新しい時代への突入とともに変化したNHK朝ドラ『なつぞら』と『スカーレット』についても議論を交わした。 『気のしるし』『いだてん』から考えるキャラクターの“揺れ” ーージェンダー観において、男性・女性の描き方で気になるドラマはあり

    令和突入で変化した朝ドラ『スカーレット』、賛否割れた『全裸監督』……2019年を振り返るドラマ評論家座談会【後編】
  • 星野源『情熱大陸』で闘病の日々語る「辛いことの中には、意外と面白いのが混じっている」

    2014年2月23日放送の『情熱大陸』(TBS)に、音楽家・俳優・文筆家の星野源が出演した。番組は、今月6日に行われた初の単独武道館公演のリハーサルや、星野の日常の一コマに密着しながら、2012年に患ったくも膜下出血からの復帰の日々を追うドキュメントとなった。 番組冒頭では、仲の良い友人だというお笑い芸人のバナナマンが星野の魅力を語った。設楽統が「天才だよね」と言えば、日村勇紀が「最高だよね。超憧れますよ」と話す。幅広く活躍する星野には、様々なジャンルの意外な友人がいるという。4年前、朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』で脚光を浴びた星野は、舞台、ドラマ、コンサートなどを着実に行い、アーティストとしての足場を固めていった。だが、旬を迎えつつあった矢先、くも膜下出血に襲われ、緊急手術。一旦は復帰したものの、半年後に再手術を余儀なくされる。病室での写真も公開され、これまで窺い知ることのできなかっ

    星野源『情熱大陸』で闘病の日々語る「辛いことの中には、意外と面白いのが混じっている」
    esbee
    esbee 2021/05/19
    星野源、くも膜下出血して回復してから明らかに生き急いでたので、ガッキーとの結婚を機に仕事セーブして、末永く活躍してほしいです
  • 『タイタニック』はパニックアクションとしても超一級品! 映画史に残る撮影時の伝説とは

    さる5月7日に『タイタニック』(1997年)が『金曜ロードショー』(日テレビ系)で放送され、「前編」として主人公のジャック(レオナルド・ディカプリオ)とローズ(ケイト・ウィンスレット)の微笑ましい恋愛模様が描かれた。望まぬ結婚のせいで完全に目が死んでいたローズと、自由奔放な青年ジャック。ローズはジャックと触れ合ううちに、当の自分と向き合う。そして婚約破棄を決意して、追手をかわしてタイタニック号の中を走り回るのだった……。この前半部分の高揚感は何十年経っても色あせない。そして5月14日には「後編」の放送が控えている。ここで何が起きるかというと、ご存じの通りタイタニックが沈んで、ジャックとローズが大変な目に遭う。しかも単に船が沈むだけではない。後にレオナルド・ディカプリオが「男にしてもらった」と振り返る過酷な撮影を経て形となった、映画史上に残る大スペクタクルが炸裂するのだ。作は恋愛映画

    『タイタニック』はパニックアクションとしても超一級品! 映画史に残る撮影時の伝説とは
    esbee
    esbee 2021/05/14
    おもしろそう……後編見なきゃ!庵野秀明もこの系統だよなあ
  • 俺たちの『チェンソーマン』はまだ終わっていないーージャンプ大好き評論家3名が討論【後編】

    ドラマ評論家の成馬零一氏、書評家の倉さおり氏、アイドル専門ライターの岡島紳士氏による『チェンソーマン』座談会。「『チェンソーマン』は当に“愛の物語”だったのか?」を問うた前編に続き、後編では同作中を読み解く鍵となりそうな「抱きしめる」という行為や、マキマやパワーといった女性キャラクターに募らせた想いについて語り合った。(編集部) 「抱きしめる」というテーマについて 倉:『チェンソーマン』には「相手を抱きしめる」という描写が多いですよね。例えば、クァンシが愛する取り巻きの悪魔たちが、闇の悪魔の力によって人形に変えられてしまう場面。彼女たちに無抵抗で刺されたあとにわざわざ抱きしめるシーンがあるじゃないですか。地味なシーンだったけど、すごく記憶に残っていて。「あ、藤先生はこういうシーンを描く人なんだな」と思ったんです。ラストでも「たくさん抱きしめてあげて」という話になったので、そのあたり

    俺たちの『チェンソーマン』はまだ終わっていないーージャンプ大好き評論家3名が討論【後編】
  • 予想大外れ、興収100億に届きそうにない『シン・エヴァ』 反省しつつその理由を分析

    先週末の動員ランキングは、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が、土日2日間で動員32万9999人、興収5億2801万7500円をあげて、初登場2位の『モンスターハンター』にダブルスコア以上の差をつけて3週連続1位に。前週の週末との興収比では約78%と、新たな来場者プレゼントの効果もあって下げ止まりの傾向も見られ、3月28日までの21日間の累計では動員396万1480人、興収60億7821万1750円を記録している。 さて、『シン・エヴァ』については、第一報として公開日翌日に書いた3週前に「『シン・エヴァ』、緊急事態宣言下ながら興収100億円超え確実のロケットスタート」と冠した予想記事をアップしてしまった以上、そろそろ落とし前をつけなくてはいけない。「興収100億円超え」の可能性はまだわずかに残っているものの、「確実」はやはり言い過ぎだった。さらに、その文中ではこっそり(と言いつつ、しっかり各

    予想大外れ、興収100億に届きそうにない『シン・エヴァ』 反省しつつその理由を分析
  • 【ネタバレ】『エヴァ』は本当に終わったのか 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』徹底考察

    庵野秀明と『エヴァンゲリオン』 さて、「さらば、全てのエヴァンゲリオン。」と銘打たれた作は、当に『エヴァ』を終わらせることができたのだろうか。結論から言えば、『エヴァ』は終わっていない。なぜなら、庵野監督は、旧劇場版が公開された当時の対談の中で、このように言っているからである。 「基的に『エヴァ』は僕の人生をフィルムに引き写しているだけなんで、僕が生きているわけだから、物語は終わらない」 庵野監督自身が『エヴァ』をそういうものだと定義づけてしまったのだ。今後、自分の人生経験を作品に投影させれば、それはどうしても『エヴァ』になってしまうだろう。監督作である、『ラブ&ポップ』(1998年)も、『彼氏彼女の事情』(1998〜1999年)も、『式日』(2000年) も、『キューティーハニー』(2004年)も、『シン・ゴジラ』(2016年)も、その意味において『エヴァ』だった。もっと言えば、『

    【ネタバレ】『エヴァ』は本当に終わったのか 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』徹底考察
    esbee
    esbee 2021/03/17
    自分もそう思う。が、しばらくは特撮と実写に専念されるだろう。でもいつかアニメに戻ってきてくれればいいな。『庵野秀明が生きている限り、『エヴァ』という列車は否応なく走り続けてしまうだろう』
  • 【ネタバレ】『エヴァ』は本当に終わったのか 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』徹底考察

    碇シンジは成長していたのか さて、『:Q』の直後から開始される作の物語では、すでに死亡していたと思われた、碇シンジの友人である鈴原トウジや相田ケンスケらが、アラサーの年代になって登場する。シンジがトリガーとなってしまった「ニアサードインパクト」から避難してきた人々が「ヴィレ」の手引きによって作り上げた「第3村」。トウジはそこで、「委員長」洞木ヒカリと結婚し、独学ながら医師として地域医療を担っていた。おそらく、かつて彼の妹の命を救ってくれた医者という職業への恩返しと憧れの感情が、トウジを献身的な人物へと成長させたはずだ。この絶望の世界で彼を勇気づけているのは、人と人との繋がり合いなのである。 “群体としての”人間の営み、集団社会のミニチュアとしての「第3村」は、『:Q』において深い傷を受けた碇シンジの心が癒される場所であり、ネルフ部で与えられた命令だけをこなしていた「アヤナミレイ(仮称)

    【ネタバレ】『エヴァ』は本当に終わったのか 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』徹底考察
    esbee
    esbee 2021/03/17
    自分なりにつけ加えたいことがあるので、そろそろ感想書く これは参考にしよう
  • 「勇気はゲームが育んでくれた」 TBS・宇内梨沙アナウンサーが語る“ゲームへの愛情と実況ch開設の経緯”

    ゲーム好きの著名人・文化人にインタビューし、ゲーム遍歴や、ゲームから受けた影響などを聞く連載“あの人のゲームヒストリー”。今回登場するのは、TBSのアナウンサーとして活躍する宇内梨沙だ。 宇内は11月にYouTubeチャンネル『ゲーム実況はじめました。~女子アナゲーマー宇内e~』を開設。担当するラジオ番組『アフター6ジャンクション(ラジオ)』やSNSでも、折に触れて自身のゲーム好きを公言していたが、それらの“好き”が前面に出た実況がゲームファンからも好評だ。 今回はそんな宇内に、幼少期からゲーム遍歴や思い出のタイトル、ゲームによって人生が変わったエピソード、チャンネル開設の経緯、ゲーム実況への並々ならぬ思いなどについて、番組でも共演経験のあるゲームジャーナリスト・批評家・編集者のジニ(Jini)が話を聞いた。(編集部) 宇内梨沙(うない・りさ) TBSアナウンサー。『ひるおび!』『Bizス

    「勇気はゲームが育んでくれた」 TBS・宇内梨沙アナウンサーが語る“ゲームへの愛情と実況ch開設の経緯”
    esbee
    esbee 2021/01/02
    ジスロマックさんと対談してほしい『宇内:『FF10』に衝撃を受けて、そのまま『X-2』、『V』、『VII』、『VIII』、『IX』と遡って遊んだり、その後に発売された『XIII』や『XV』も遊んできました』……
  • タミヤ「ムカデロボット」、なぜセンサー無しで障害物をさける? 機構を再現する“模型”の面白さ

    今年も開催された、第57回 静岡ホビーショー(5月10日〜13日)。その会場の片隅で、一風変わったキットが発表された。タミヤの"楽しい工作シリーズ"の新作「ムカデロボット工作セット」がそれである。キットに含まれているのは全長40㎝ほどの、まさにムカデ型のロボット。クリアブルーの胴体からは内部の動力が見え、オレンジ色の脚を回転させて障害物を乗り越えつつ動く姿は、かなり実物のムカデに似た雰囲気が出ている。 このキットには元ネタがある。大阪大学の大須賀公一教授がロボット、そして生物の動作研究のために作った「i-CentiPot」がそれだ。市販のモーターなど手に入りやすい部品と単純な構造を持ちながら、まるで物のムカデのように動くロボットである。今、このロボットがキットになるということには、模型が元来持っていた「機構を再現する」という役割が絡んでいる。 i-CentiPotを開発した大須賀教授が研

    タミヤ「ムカデロボット」、なぜセンサー無しで障害物をさける? 機構を再現する“模型”の面白さ
  • 菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね

    *以下のテキストは、 マスメディアがアカデミー賞レースの報道を一斉に始める前の、2月20日に入稿、更に4日前に書かれたもので、つまり所謂 「あとだしジャンケン」ではない旨、冒頭に強調しておく。 今時これほど手放しで褒められてる映画があるだろうか? 当連載は、英語圏の作品を扱わないので今回は<特別編>となる。筆者は映画評論家として3流だと思うが、作は、複数のメディアから批評の依頼があった。大人気である。「全く褒められませんよ」「こんな映画にヒーヒー言ってるバカにいやがられるだけの原稿しか書けませんけど」と固辞しても、どうしても書けという。 そりゃあそうだ。筆者は一度だけヤフーニュースのトップページに名前が出たことがある。ジャズの名門インパルス!レーベルと、米国人以外で初めて契約したから? 違う。女優の菊地凛子を歌手デビューさせたから? 違う。正解は「『セッション』を自分のブログで酷評したか

    菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね
    esbee
    esbee 2017/03/06
    ラ・ラ・ランドはぜひカップルで観にいくべき。パートナーが絶賛したら地雷の可能性高いよ