背景 マイクロサービスアーキテクチャが浸透し、それに伴いDDDを導入する企業も増えている気がします。 それと同時に、アクターモデルの話題も最近以前より聞くようになった気がします。 ただ、以下のような疑問を持つ人は多くいるのではないでしょうか? アクターモデルは聞いたことがあるけど、重要性が分からない 使い所が分からない サーバーレスコンピューティングなの?でもAkkaの説明ばかり出てくるけど? こういう状況になっている要因の一つは、おそらく、アクターモデルの説明の多くが分散システムにフォーカスしており(当たり前なんですが)、アプリケーションアーキテクチャとの関係性については、使う人まかせになっているためではないでしょうか。 ここでは、アプリケーションアーキテクチャと合わせて、アクターモデルの使い所を考えてみます。 先に結論 アクターモデルは、分散環境で実行するアプリケーションを開発するため
layout: true .footer[ .copyright[© 2019 TIS Inc.] ] --- class: center, middle .glass[ # Akka を用いた<br>リアクティブシステムの<br>設計パターン ] --- ## 私は何者? - *根来 和輝* .small[Negoro Kazuki] - *TIS株式会社* - テクノロジー開発部 - *ミッション* - 高可用システムを安価なインフラで - *課外活動* - Akka 実践バイブル執筆 .with-twitter-icon[[@negokaz](https://twitter.com/negokaz)] .with-github-icon[[negokaz](https://github.com/negokaz)] .float-bottom-5.right-3[ .height-8[
2018-05-26に行われた「JJUG CCC 2018 Spring」で発表した時の資料です。
昨今クラウド環境の充実や API を通して様々なサービスを利用できるようになり、高度なシステムを手軽に構築できるようになった反面、システムの構成が複雑になり様々な障害を引き起こす要因になっています。急なアクセスの集中、ネットワーク障害、ハードウェア障害など、我々が運用するシステムは障害に見舞われる危険に常に晒されています。 このような障害に対処するための設計パターンを @kawasima さんが下記の記事にまとめてくださっています。 安定性のパターン大全 (とその実装) - Qiita このパターンの一部を実現する手段として、Akka というツールキットが利用できます。この記事では、安定性のパターンを引用しながら、Akka がそのパターンの実現にどう役立つのかということをご紹介したいと思います。 そもそも Akka とは何でしょうか? Akka とは何か? https://akka.io/
初めまして、Ads Platform開発チームの岡田(@ocadaruma)です。 この記事はLINE Advent Calendar 2017の17日目の記事です。 今回、個人的に以前から気になっていたAkka HTTPの内部構造について、この機会に調べましたので紹介いたします。 Akka HTTPとは Akka HTTPは、Lightbend社によって開発されている、Scala/Java用のHTTP toolkitです。 現在はメンテナンスが終了したsprayの後継と位置付けられており、特徴的なRouting DSLをsprayから受け継いでいます。 また、Play Frameworkは2.6系より、Akka HTTPをデフォルトのバックエンドとして採用しています。 調査のきっかけ Routing DSLを始めとしたAkka HTTPのAPIは、シンプルかつ高いComposabilit
概要 PlayFrameworkやAkka HTTPをつかっていて、うまくパフォーマンスがでなかった経験ありませんか? もしかしたらそれ、スレッドプールをうまく分割できていなかったからかもしれません。 PlayFrameworkやAkka HTTPなど、ノンブロッキングI/Oを前提につくられたライブラリやフレームワークでは、ブロッキングI/Oに十分な注意を払う必要があります。 具体的に言うと、ノンブロッキングI/Oの処理のみを実行するスレッドプールと、ブロッキングI/O(I/O待ちによりスレッドを占有する)を含む処理を実行するスレッドプールは分割し、それぞれ適切に設定する必要があります。 なぜスレッドプールをわけるか ノンブロッキングI/Oはその特性上、I/O待機中にCPUやスレッドを専有せず、他の処理に割り当てることができます。 この特性を活かし、PlayFrameworkやAkka H
This document discusses architectural safety measures for distributed systems using Akka. It begins by introducing Akka and how it can be used to implement timeouts, circuit breakers, bulkheads and other patterns for handling failures in distributed systems. It then covers specific Akka features like actors, supervisors and clustering that provide tools for building resilient distributed architect
LINE株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社の新しいブログはこちらです。 LINEヤフー Tech Blog saegusa2017-04-16Yoshihiro was a network engineer at LINE, responsible for all levels of LINE's infrastructure. Since being named Infra Platform Department manager, he is finding ways to apply LINE's technology and business goals to the platform. こんにちは。LINEでネットワークやデータセンターを担当している三枝です。2017年1月にJANOG39で登壇する機会を頂きましたので、今回
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