書店で医学専門書を万引したとして、京都府警中京署は13日、窃盗の疑いで独立行政法人国立病院機構京都医療センター(京都市伏見区)の医師の男(29)を逮捕した。「医療関係の書籍は値段が高く、出費を削るために万引した」と容疑を認めている。 逮捕容疑は12日午後5時40分ごろ、京都市中京区の書店で医学書1冊(2160円)を盗んだとしている。 中京署によると、男は店内で医療関連書籍3冊をかばんに入れた。女性店員から声を掛けられて本2冊を書棚に戻したが、残る1冊をかばんに入れたまま店外に出て、男性保安員に呼び止められた。「以前にも同じ書店で万引したが、ばれなかった」と供述している。京都医療センターによると、男は研修医という。