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ブックマーク / blogmag.ascii.jp (30)

  • 過去の業績にまで罪を問う愚 - コデラノブログ 3

    ミュージシャンの鈴木茂氏が大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕されたことを受けて、過去に参加した複数の作品が発売停止になるそうである。CDだけでなく、音楽配信も停止されている。 たしか以前、Napsterで「風街ろまん」が配信されていたのを聴いた覚えがあるのだが、今探したらすでに見つからなくなっていた。 一体なんのために販売を自粛するのだろうか。確かに犯罪を犯したことでアルバムの売り上げが伸びるのであれば、プロモーションのために犯罪を犯す者も出るかもしれないし、それは社会的に好ましい状況とは言えない。しかしそんなことを意図せぬ過去の作品まで、逮捕によって汚れたとでも言うのだろうか。 こういうのは「禊ぎ」でもなんでもないし、コンプライアンスともまた違うものではないかと思う。権利者団体はこのような行き過ぎた自粛行為にこそ、文化の冒涜として異議を唱えるべきである。

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    ex_hmmt 2009/02/20
    全然同意するよ。
  • MIAU的08年の総括 - コデラノブログ 3

    我々MIAUが発足したのは、07年10月のことである。なんとまだ1年とちょっとした経っていないにもかかわらず、やることなすこと常に賛否両論、話題を提供し続けてきたという点では、希有な存在となったように思う。とにかく今年は、「インターネット」を巡って様々な思惑が錯綜し、それに翻弄されてきた1年だった。今回は08年にMIAUが取り組んで来た事例をピックアップして、今後の展望を考えてみたい。 昨年1月に行なったのが、「ダビング10について考える」シンポジウムである。ダビング10は今年の7月にスタートしたが、そのルールに落ち着いた経緯、そして運用が開始されたらどういうことが起きるのか、といった点を総括した。さらにパネルディスカッションではB-CAS運用の問題点を指摘、のちに熱く語られることになる廃止論の火蓋を切った。 B-CASに関しては、現在も総務省の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する

  • 「ネット権」の勉強会 - コデラノブログ 3

    MIAUの第2回目の勉強会の詳細が決まった。2回目のテーマは、「デジタル・コンテンツの利用促進のための法制度等の検討について 」。 講師の岩倉弁護士は「ネット法」を立ち上げた「デジタル・コンテンツ法有識者フォーラム」の事務局長で、フェアユースのキーパーソンが中山会長だとしたら、ネット権のキーパーソンである。 角川グループの角川歴彦会長が構想をぶち上げて以来、水面下での調整フェーズに入っていると言われているネット権。著作権法によるデッドロックを解消するための切り札と言われているが、具体的な形が見えにくいというのも事実である。 今回の勉強会は、ネット権構想をとりまとめた立場から、コンテンツのネット流通に関わる根源的な問題を語っていただくことになるだろう。

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    ex_hmmt 2008/11/15
  • ダウンロード違法化はついに何かの引き金を引いた - コデラノブログ 3

    すでに多くのメディアが報道しているように、昨日の文化庁 私的録音録画小委員会にて、ダウンロード違法化という結論が出されたようである。 そもそもこの委員会自体、かなり恣意的な生い立ちを持っている。05年の法制問題小委員会では、補償金は廃止を含めて検討という結論が出たにも関わらず、その結論をなきものにするために登場した。その懸念はすでに06年の段階で、委員となった津田大介も僕も懸念していたことである。 そもそも名前からする通り、来ならば補償金の行く末を考える委員会であるのに、補償金に関することは何も決まらず、決めたことと言えばなんの実効性もないダウンロード違法化のみであるわけだから、結局この委員会は来の機能を果たすことなく終わるわけである。 そのダウンロード違法化だが、そもそもMIAUが立ち上がったのは、この提案に反対するためであった。先日1年目のエントリーを書いたばかりだが、当初の目的が

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    ex_hmmt 2008/10/21
  • MIAUが1周年 - コデラノブログ 3

    今日、MIAUの1周年記念パーティが新宿で開かれる。今電車で向かっているところである。1年前、新宿の映画専門大学院大学のセミナールームで設立の記者会見を行ったのだ。木曜日だった。 正直、まだ1年ということに驚きを隠せない。この1年の間にどれだけのことに首を突っ込み、どれだけのことに巻き込まれてきたかを考えると、まさにドラマティックな1年であった。単なる一任意団体がこれほどまでに俎上に登り、学会、行政、各種団体から認知されたというのも、あまり例がないのではないかと思う。 MIAUが1年間、ほぼスタート時の勢いのままやってこられたのも、変に組織組織してない組織だったからだろう。コアメンバーとして動いてくれている人は、皆驚くほど優秀である。そして微妙に得意分野が被っていない。ここがポイントで、つまらないことで対立の構図がないのである。 もっともその代わり、その人のところでタスクが止まっても、誰も

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    ex_hmmt 2008/10/19
  • 安心ネットづくり促進協議会 - コデラノブログ 3

    今ネットリテラシー教育関係がものすごいイキオイであちこちから立ち上がってきている。今日立ち上がった「『安心 ネットづくり』促進協議会」は、総務省が7月15日に発表した「『安心ネットづくり』促進プログラム」に端を発したもののようだ。いわば総務省お墨付きの、民間主導ポータルということになる。 記者発表会ということで、僕もジャーナリストとして取材に行ったわけだが、これだけそうそうたるメンバーを集めた割には、報道陣の数は今ひとつ。15分前に会場に着いたのだが、「あれ? もう終わっちゃった?」と焦るほど人が居なかった。発表会中でも、全部で50人ぐらいだったのではないかと思われる。会場自体は200人ぐらい入りそうなホールだったのに、もったいない限りだ。 実際の活動開始は来年4月からで、これから会員を集めて活動の枠組みなどを決めていくということである。しかし活動を開始してすぐに成果が上がるわけでもないわ

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    ex_hmmt 2008/10/09
  • 負の遺産 - コデラノブログ 3

    僕は子供の頃から物言いが生意気だったためか、同級生によくいじめられたくちである。いったんいじめられキャラが定着すると、例え言動を改めたとしても、あるいは学年が上がってクラスが変わったとしても、なかなか改善されないものだ。 だから僕は、はやく大人になりたかった。大人の世界では、あからさまに無視されたり、物を隠されたりといった子供っぽいいじめはないだろうと思ったのだ。実際に社会人になってからは、大人げないいじめに合うこともなくなった。大人とは、大人なのである。東京は人付き合いが薄いと言われるが、僕にとっては逆にそれぐらい干渉されない方が、暮らしやすかった。 今いじめられキャラが定着している子供たちにも、「大人になるまで頑張れ」と励ましてやりたいところだが、ネットの登場でそうも言ってられなくなった。いい年をした大人のはずなのに、群れを成して大人げない中傷をする者が後を絶たない。そういう殺伐とした

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    ex_hmmt 2008/10/07
  • わかっていてもヘコむ - コデラノブログ 3

    Yahooのベータ版「評判検索」で小寺信良を検索したら、半数以上がネガティブな結果に! よく見たら、こないだのITmeidaの記事「オーディオ業界に3日で絶望した男が業界を救う話」の「絶望し」にめっちゃ引っかかってますけど! ※情報を機械的に収集・分類・表示しているため、内容の正確性や信頼性を保証するものではありません わかっていてもめっちゃヘコむんですけど!

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    ex_hmmt 2008/10/03
  • ネット規制法がすでに「手柄」になってる現実 - コデラノブログ 3

    今日、ヤフーとネットスターの仕切りで「子供たちのインターネット利用について考える研究会」というのがあって、出かけていった。プレスも相当来ていたので、今日の模様はそれなりにまとまった量の記事になると思うので、内容に付いてはそちらを見ていただくとして、だ。 気になったのが、自民党、民主党の議員にとって、すでに「青少年ネット規制法」というのは、「オレが頑張っていいことした」という手柄に転嫁されていることである。僕らMIAUは自民・民主両党の、かなり初期の法案の段階から入手して精査してきたが、元々の法案はそりゃあひどいものだった。 それを現状の努力義務に丸めたのは、政治家自身の判断による方向転換ではなく、プロバイダの5社声明だったり、参考人招致で正論を述べたマイクロソフトの楠さんらの働きによるものである。そこを努力義務に落とし込んだからこそ、現状の各プロバイダ・キャリアのネットリテラシーへの取り組

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    ex_hmmt 2008/09/30
  • B-CASカード、戻る - コデラノブログ 3

    ソニー全社をあげて(この辺脚色してます)探していただいたB-CASカードが、日無事返送されて参りましたー。いえー。 で、さっそくテレビに突っ込んでみたところ、問題なく映りましたー。ええー? 個人的には、映らなくなっているというのが来の意味からすると正解のような気がしていたのだけど、どうもただの紛失の場合は、カードの再発行はされても元カード情報はそのままスルーのようである。 いやしかしこれ、実際にカードを個別にリモートで停止できるシステムになっているのだろうか、という疑問も湧く。もし停止できるとしたら、BSの放送波にカード個別の停止信号を乗せるしかない。ネットを使うという手もないこともないが、中にはモデム接続だったり、あるいはそもそもネットワークに接続していないテレビもあるだろうから、それは無理だろう。 ただの紛失にはいちいち対応しないということは考えられるが、もし盗難など緊急性の高い場

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    ex_hmmt 2008/09/21
  • ゼロと透明を証明する話 - コデラノブログ 3

    昨日のMIAU法人化パーティのエントリーで、触れなかったことがある。あまり団体のことばかりを商業ブログで書くのは憚られるのだけど、団体を立ち上げた経緯からずっとこのブログでフォローしているので、その説明責任はあるだろう。 MIAUは法人化する以前から、多摩大学 情報社会学研究所 所長の公文俊平教授にご意見を伺ってきた。というか、我々の活動趣旨から考えても、情報社会学の権威である公文先生にアドバイスを頂くのは、妥当だと考えたからである。 立場として後見人?、顧問?、アドバイザー? とかいろいろな名称が検討された。何か団体の上に就任していただくことになれば、たぶん幾ばくかの顧問料をお支払いするのが筋なのだろうが、我々は収入源がないのでお支払いするお金もない。無料でお引き受け願えませんかと図々しくも申し上げたところ、快く承知していただいた。ただ、責任とか決定権とかが先生のところに行かないよう、ご

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    ex_hmmt 2008/09/07
  • GSVシンポジウム報告 - コデラノブログ 3

    昨日、MIAU主催のシンポジウムは「Googleストリートビュー"問題"を考える」は、いつものことながら若干時間を超過しつつも無事終了した。 Utreamのライブ中継はなしにして、その代わりパネリストにはオフレコ話も存分にやってもらったことで、かなり突っ込んだディスカッションが行なわれた。 中継こそなかったが、Twitterなどで質問を受け付けたところ、会場に来ている人からリアルタイムで質問が入った。来は会場に来られない人からの質問を受け付けるための仕掛けだったのだが、それを取り上げながらディスカッションを進行、会場から誰も手を挙げて発言しないのだけどもなぜかタイムリーな質疑応答が進行するという、事情を知らない人にはかなり謎なやりとりだったのではないかと思われる。 ただこの方法ならば、会場で手を挙げて質問をいただくよりも、こちら側も質問が整理できるし、出席者も質疑応答の時間まで待たなくて

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    ex_hmmt 2008/08/28
    「質疑応答2.0」。ちょっと面白い。/できれば、その場で答えなかった質問も公開してほしい。
  • SD時代への決別 - コデラノブログ 3

    映像作家時代に、素材として撮影した雲の映像が結構ある。夕焼けや雨雲などを、約3年間に渉ってとり続けたものだ。しかし残念ながらそれらはすべてSDで撮影してあるため、おそらく今後はプロの仕事としては使い道がないだろうと思う。もっとも、また映像の仕事をするかどうかも怪しいのだが。 そこでそれらの素材をニコニコモンズに提供しようと思って、整理しているところだ。近いうちにアップロードできると思う。高速度撮影してあるので、単に見てるだけでも結構面白いのではないかと思う。 その雲を撮影したSONY DSR-PD150も、今日友人宅へ引き取られていった。自分の中では、これでSD時代に一区切り付けることができた形だ。

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    ex_hmmt 2008/08/19
    その思い切りこそが次へつながるのだと思う。素直に賞賛したい。
  • 5000円チューナーについて補足 - コデラノブログ 3

    昨日のITmediaのコラムで5000円チューナーのキットのアイデアを披露したのだけど、ごく一部の人には意義がわからなかったようので補足したい。 キット化すればアセンブルするコストが不要になるので、低価格化には貢献できるだろうということが一つ。そしてもう一つ重要なのは、ボランタリーな活動の場が広がるだろうということである。 キットの実費は使用者に負担して貰うとしても、組み立ては腕に自信のある人が集まって、地域貢献ができるというのは、良いことだろう。また中学、高校の技術の時間などに実習として組み立てて貰い、それを施設に寄付するなどの動きもできる。弱者のために社会が貢献できる余地を与えるエンジンとして、キットが使えないかというアイデアだ。 はてなブックマークに「老人や障害者にキットを組み立てさせるのか」という意見があって、衝撃を受けた。そんなことを考えて、書くはずがないではないか。それを知って

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    ex_hmmt 2008/08/06
    いやいや、わかんねーよその意図!(笑) でもようやく得心が行ったので、本文にも追記しとくといいと思う。ACアダプタタイプにしないと駄目ですね。
  • 2011年 地上デジタル移行は完了するのか - コデラノブログ 3

    釣りっぽいタイトルはオレのせいじゃない。今度の金曜日に開かれるICPF-情報通信政策フォーラムのタイトルなのである。そこのパネルディスカッションに参加することになっている。 普段コラムでは、アナログ停波反対だったりと、デジタル放送への全面移行へ疑問を呈しているわけだが、実際どういう問題があるの、ということを識者と共に検討するということである。元々筆者がアナログ停波反対なのは、別にアナログ電波が好きなわけではなく、アナログでできていたことができないデジタル放送に問題があると考えているからである。 国全体が動き、全国民になんらかの負担を強いるわけだから、メリットは多い方がいい。単に電波利権だけではない、有意義な議論にしたいと思っている。

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    ex_hmmt 2008/07/23
    アナログ程度の画質ならDRMかけなくていーよ、ってならすぐにでも移行しちゃる。
  • それは本当にパラダイムシフトか - コデラノブログ 3

    ちょっと夏日が続いたものだから、調子に乗って風情を出そうと蚊取り線香などを焚いたところ、喉を痛めてしまった。そこから体調を崩して寝込む始末。最近更新してなかったのはそう言うわけなのだった。 さて、先週末から「ニコニコ大会議」ライブ配信で、人を前に中傷と受け取れる書き込みが行なわれたことの是非に対する議論が続いているようだ。この問題に関しては、当は僕はもっと早くから言及しておかなければならなかった。 このようなインタラクティブな試みは、5月1日に行なわれたMIAUの「青少年ネット規制法案を考える」シンポジウムで行なった事がある。ブログでもちょっとそのことを書いているし、ニコニコ動画やYouTubeでは、楠さんの講演や質疑応答の部分で、少し雰囲気がわかるかもしれない。 このような手法は、ライブとネットを接続するという点で古くから実績がある。平澤進のインタラクティブ・ライブがその先駆と言える

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    ex_hmmt 2008/07/09
    少なくとも、ネット実名主義の人以外は、自分のならともかく、「他人の顔を出す」という事について慎重になるべきだよね。
  • 今日はダビング10関連が盛りだくさんだ - コデラノブログ 3

    スタート時期に関しては補償金のなりゆき次第ということになっていたダビング10だが、補償金委員会も決着が着きそうにないということで、次回の委員会が延期になったそうである。 そもそもダビング10というか、現状のコピーワンス緩和方針は、最初から消費者の利便性が置いてけぼりだったわけだが、さらに消費者から懸念の声が上がってきた補償金でまた揉めるってところが、もうどうしようもない。 個人的な持論は、音楽に関しては補償金アリならDRMなしというのが妥当で、放送に関してはそもそも無料放送にDRMかけること自体に根拠が希薄じゃないの? というところなので、今の状況はもう明後日の議論のように思える。 しかも権利者側は、この件でメーカー非難の記者会見をするようだ。こうなるともう喧嘩は目に見えているので、まあダビング10は実現しないまま終わるんじゃないかなぁという感じがしている。 そうこうしているうちに、著作権

    ex_hmmt
    ex_hmmt 2008/05/28
  • どこから突っ込んでいいものやら - コデラノブログ 3

    TechnoBahnによれば、米国税関が入国者が所持するPCのデータを丸ごとコピーする制度を考えているという。 現在米国への入国には、左右の人差し指の指紋を採られ、顔写真も撮られるわけだが、さらにPCの中身を全部吸い取られることになる。いや丸ごとコピーって、どんだけ時間とられんだよ。 だいたいこのインターネットの時代、データを持ち込もうと思えば物理的にハンドキャリーで持ち込む必要などないのに、一体何がしたいのだろうか。ぞっとするというより、バカすぎて話にならない。まさか出国するときには、入国時の状態を丸ごと上書きされるんじゃあるまいな。

    ex_hmmt
    ex_hmmt 2008/05/17
    TechnoBahnだしなぁ……元のガーディアン紙の記事を確認しないとなんともかな。
  • 昨日のおさらい - コデラノブログ 3

    昨日のシンポジウムは、企画していたUStremとの連動もうまくいった。会場にいらした方しかその効果は体験できないのだが、楠さんの講演中や質疑応答のときに、UStreamのチャット画面を前面のスクリーンにPinPして、ネット上での反応も会場に伝わるようにしたのだ。 今回機材強力していただいたローランド株式会社、ソニー株式会社の皆様にあつくお礼申し上げる。 で、だ。昨日の会場からの質問に、有害情報の判断に男女差もあるのではないか、というものがあったが、そういうことを考えたことがなかったので、こちら側もうまく回答できなかったように思う。 改めてその件について、打ち上げの席でACCSの久保田さんと話し合ってみたが、確かに母親と父親で判断にブレがあるというのはあるよね、という話と、それ以上に子供が男の子か女の子かで、有害情報の判断って変わってしかるべきじゃないのか、という結論に至った。性教育も男と女

    ex_hmmt
    ex_hmmt 2008/05/03
  • Tell me how do you feel to be on the safe side. - コデラノブログ 3

    2001年にAV Watchで連載を始めてから、僕は「ネットのモノカキ」になった。機器のレビューは雑誌などで少しやってはいたものの、どういうスタンスで行くかは当に手探りだった。 いろいろ批判的なことも書くわけだが、それに関してはいつも負い目を感じていた。物作りの現場を知っているわけでもない一介の「お客さん」にしかすぎない自分にとって、一番言われてキツいのは、「じゃあオマエならどうする」という言葉である。 客観的とは聞こえがいいが、要するに無責任に気に入るとか気に入らないとか気軽に言える立場に対して、自分の意見で数億円の開発投資と開発チームの今後数年の人生が決まる商品企画者の立場は、比べることができない。しかし実際には、無責任な言葉のほうが世の中を動かしてしまっている。そんなこともますます負い目になってくる。 発言の責任を取るつもり、ということは意識していなかったが、数年前からメーカーの方

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    ex_hmmt 2008/05/02