カラスは私たちにとって最も身近な野鳥のひとつです。彼らは人間の社会にうまく入り込んで生きているのですが、近すぎるがゆえに、人間とカラスの間にはたびたび摩擦が起きています。カラスにとっては、生きるための餌がそこにあるから食べているだけなのですが……。 ごみ収集車に群がるカラス そんなカラスを減らそうと、日本各地では箱罠による捕獲が行われています。しかし、箱罠に捕まるカラスは、放っておいても自然淘汰されてしまうものがほとんどです。実際、捕獲されたカラスは、自分で十分な餌を確保できない1歳未満の個体ばかりで、彼らは餌の少ない冬に死んでしまうことでしょう。したがって、捕獲によりカラスの数が減るとは一概には言えません。 とはいえ、カラスに悩まされている人たちからすると、自分の生活が脅かされていることもあるため、とにかくカラスの数を減らしたいのです。ある畜産農家さんは、子供のように可愛がっているウシの
![カラスは食べられるのか!? – 私がカラス食を研究する理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/eb78d314611976261afff7ce1d77961f80738673/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Facademist-cf.com%2Fjournal%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F03%2Fth_5.jpg)