元サッカー日本代表で、去年多くのファンに惜しまれながら現役を引退した、小野伸二(おの・しんじ)さん。激動の現役時代を振り返るとともに、かつて所属したFC琉球や沖縄への思い、そして自身のこれからについて単独インタビューを行いました。 (取材・執筆:NHK沖縄アナウンサー 寺内皓大) 「サッカーの天才」小野伸二 小野伸二さんは、1979年9月27日生まれの44歳(取材時点)。静岡県沼津市出身で、地元の清水商業高校(現:清水桜が丘高校)を卒業後、Jリーグの浦和レッズに入団。その直後に、サッカーワールドカップフランス大会(1998年)に日本代表として選出されました。この大会で試合にも出場し、その時は18歳と272日。これはサッカーワールドカップ日本代表としてプレーした史上最年少記録で、いまだにこの記録は破られていません。「サッカーの天才」と呼ばれ、日本サッカーの期待を背負っていました。 史上最年少