全国に1700万人以上いるとされる「就職氷河期世代」。学校を卒業して社会に出ておよそ20年から30年がたち、年齢は50代前半から30代後半になりました。物価は高騰する一方で、年齢を重ねても賃金が上がらず、将来の年金に不安を抱える人が少なくありません。国も支援を強化していますが、当事者はどのようにこうした課題に向き合っているのでしょうか。 目次 課題の1つ “賃金の伸び”は 【Q&A】直面する課題 専門家は 厚生労働省によりますと、就職氷河期世代の人たちは、大学や高校を卒業したものの、希望する正社員になれず、パートやアルバイトなどの非正規雇用で働いたり仕事に就くことができなかったりした人が少なくありませんでした。 学歴で異なりますが、現在の年齢はおおむね50代前半から30代後半で、全国で1700万人以上いるとされています。 昨年度までの国の集中的な支援もあり、正社員として就職する人も増え、内
