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ブックマーク / gendai.media (150)

  • 「宇宙の始まり」に行ってみたら、私たちは“10億分の1”の奇跡の存在だった(コズミックフロント) @gendai_biz

    【プロフィール】 村山斉(むらやま ひとし) カリフォルニア大学バークレイ校教授、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構教授。1964年東京生まれ。素粒子物理学の第一人者で、宇宙の謎に対する、分かりやすくて面白い講演も人気の理論物理学者。 宇宙も地球も私たちも元素でできている 「宇宙になぜ私たちが存在しているのか?」このとても素朴な疑問に答えるために、まず私たちの身近なものから見ていきましょう。 私たち人間の体は、およそ60兆個の細胞でできています。細胞はタンパク質や脂質、水などから成り、これらの物質は、窒素、リン、酸素、炭素、水素という「元素」からできています。もちろん体全体を見ると、もっとたくさんの元素が必要で、何十種類もの元素から成り立っています。 元素は今までに118種類見つかっていますが、その中には人間が人工的に作り出したものもあるので、自然の中にある物質を作る元素はおよそ90種類で

    「宇宙の始まり」に行ってみたら、私たちは“10億分の1”の奇跡の存在だった(コズミックフロント) @gendai_biz
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    facebooook 2021/08/21
    物理学者・村山斉さん
  • ブルーバックス伝説の名著『統計でウソをつく法』100刷突破!(ブルーバックス編集部)

    「統計学という秘密の言葉は、事実がものをいう社会では、人に訴える力が非常に大きいので、物ごとを評判にしたり、誇張したり、混乱させたり、また極度に単純化してしまうのによく利用されている」 「しかし、そういった言葉を正しく理解して使う人と、その言葉の意味がわかる人とがそろっていなければ、結果はナンセンスな言葉の遊びにすぎない」 あらゆる情報がデジタル化され、ウェブを介して飛び回る現代社会への警鐘かと思いきや、この一節は、1968年7月に刊行されたブルーバックス初期の名著、『統計でウソをつく法』の前書きからの引用です。 原著はさらにその14年前、1954年に書かれていますので、著者であるダレル・ハフさんの指摘は、時代を超えた名言といっても過言ではないでしょう。 それを裏づけるように、通巻番号120番の書は現役バリバリのロングセラーで、累計部数も30万部を突破。電子版も好評を博しています。 そし

    ブルーバックス伝説の名著『統計でウソをつく法』100刷突破!(ブルーバックス編集部)
  • 「五輪を強行した日本のリーダー」と「太平洋戦争に突っ込んだリーダー」はこんなに似ていた(菊澤 研宗) @gendai_biz

    戦後、最大の国難といわれている新型コロナウイルス問題と世界最大級のイベントである東京オリンピック。これら2つの問題をめぐって、現代の日のリーダーたちはジレンマに立たされた。すなわち、一方でコロナウイルス感染対策を徹底しようとすれば、東京オリンピックは中止すべきであった。他方、東京オリンピックを開催すれば、コロナウイルスの感染は急速に拡大する。 こうしたジレンマ状況で、日のリーダーたちは多くの国民が懸念し反対していたにもかかわらず、オリンピックを開催した。そして、予測通り、現在、コロナ感染は急速に拡大し、もはやコントロール不可能な事態になりつつある。そして、今後、東京オリンピックの費用負担をめぐって深刻な問題もでてきそうだ。 これらの問題に対して、今後、だれがどのように責任を取るのだろうか。おそらくだれも取らないのではないか。これまで、私は経営学の観点から旧日軍の行動について研究してき

    「五輪を強行した日本のリーダー」と「太平洋戦争に突っ込んだリーダー」はこんなに似ていた(菊澤 研宗) @gendai_biz
  • オリンピック終了でやっぱり…「新国立競技場」の買い手をめぐる「悲しき現実」(週刊現代) @moneygendai

    買い手がみつからない 日勢の連日のメダル獲得で盛り上がる東京オリンピックだが、宴が終わると突きつけられる「現実」がある。 「メインスタジアムである新国立競技場の運営権の『買い手』の目処が、一向につかないんです」 こう語るのは、文部科学省の関係者だ。 1569億円を投じて建設された巨大な新国立は、維持管理費も年間で約24億円がかかると試算されている。そこで、文科省が所管する独立行政法人「日スポーツ振興センター」(JSC)は、大会終了後に民間に運営権を売却し、国費の負担を軽減する目論見だった。 ところが、'19年に行われるはずだった業者の選定は1年先送りされ、昨年、さらに今年の秋以降に「再延期」が決まった。 文科省は、度重なる延期の理由を「オリンピックが延期され、セキュリティの観点から業者に図面を公開できないため」と説明している。だが、前出の文科省関係者は「当の理由は引き取り手の目星がつ

    オリンピック終了でやっぱり…「新国立競技場」の買い手をめぐる「悲しき現実」(週刊現代) @moneygendai
  • ドイツで政策を見て痛感…日本政府が「法治主義」を軽視しすぎという大問題(横田 明美) @gendai_biz

    西村康稔大臣が、酒類販売店や金融機関に対して、アルコールの提供を自粛しない飲店との取り引きを差し控えるよう求めたことが大きな話題になった(ともに7月13日に撤回)。 現在、ドイツで研究をしている行政法学者の横田明美さんがこの件を念頭に、「日は法治主義での正規ルート(権利を制限するなら立法に基づく)を回避している範囲が広すぎる」とツイートした。 日政府のコロナウイルス対策はどのような意味で「法治主義」を回避・軽視しているのだろうか。また、「法律とコロナ対策」という観点から、横田さんが研究しているドイツと日はどのように違っているのだろうか。話を聞いた。 裁判所で争えない ——西村大臣の「要請」についてどうご覧になったか、詳しくおしえていただけますか。 横田 この西村大臣の要請については、飲店側が訴訟を起こすことができない点が大きな問題だと思っています。 どういうことか、すでに訴訟にな

    ドイツで政策を見て痛感…日本政府が「法治主義」を軽視しすぎという大問題(横田 明美) @gendai_biz
  • なぜ私たちは「このような形」なのか…進化発生学でわかる進化の謎(倉谷 滋)

    たくさんの生物がいる不思議 世界には、なぜこれほどさまざまな生物がいるのだろう。生物進化の考えがなかった頃から人間は動植物の多様な姿に目を見張り、その経験をもとに自然観を醸成させてきた。 我々の自然に対する感性も、自然観の変遷の歴史と、それを突き動かしてきた学問の流れの中に位置している。 多様性が進化の産物だということは誰もが認めている。が、それははたしてどのような経緯だったのだろう。原始的な単細胞生物が集まって多細胞となったとしても、それだけで動物の形ができるわけではない。 タイプにしたがって細胞が整然と配列し、それによって動物の体がメリハリのついたパターンを備えるには、大きな進化のステップをいくつか経る必要があった。 生物学がこれだけ発展した現在でも、生物進化の機構がすっかり解明されているわけではない。ダーウィンの自然選択説や、木村資生の中立説で説明できることも多いが、それで生物進化の

    なぜ私たちは「このような形」なのか…進化発生学でわかる進化の謎(倉谷 滋)
  • 西浦博教授が緊急報告 “五輪のリスク”議論の背後にある「最大の問題」(西浦 博) @gendai_biz

    5月下旬に新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が「パンデミックの状況で五輪をやるのは普通はない」と発言して以降、しばらくになります。 このセンテンスが広く知られる一方、私のような専門家目線では、カギとなる発言として「どのような状況で感染リスクが上がるのか、しっかり分析して意見するのが専門家の務めだ」という文が極めて重要であると考えています。 いまこそ、落ち着いてこの感染症のリスクと向き合うことが何よりも重要だと信じています。稿では、今回のことを契機にあぶり出された日の新型コロナ対策の根幹となる問題について、その質に触れつつ整理したいと思います。個人的には、以下に述べる問題点の改善は、今後、日が“科学技術研究の成果”を政策活用に結び付けられる国となるのか否か、そのカギを握るものとさえ考えています。 「政治」と「科学」の対立が煽られた経緯 最初に私の想いを述べますが、私は政府

    西浦博教授が緊急報告 “五輪のリスク”議論の背後にある「最大の問題」(西浦 博) @gendai_biz
  • 天安門事件から32年…あの時、中国の民主化運動が「失敗」に終わった4つの理由(安田 峰俊) @moneygendai

    今からちょうど32年前の1989年6月4日、北京の天安門広場をはじめ中国各地で、数百万人の若者が民主化を求めて声を上げた。世に言う「天安門事件」、中国では「八九六四」と呼ばれる出来事だ。しかし国内各所に波及した運動はことごとく弾圧され、中国では今日まで共産党による一党独裁が続いている。 はたして、天安門事件はなぜ失敗したのだろうか? 大宅壮一ノンフィクション賞&城山三郎賞を受賞した『八九六四 完全版』から、当時の学生リーダーへのインタビューを含む論考を紹介しよう。 天安門の運動とヒマワリ学運 王丹とウアルカイシは台湾に来てから、往年の彼らの運命を狂わせた事件とそっくりな出来事と思わぬ縁を結んでいる。奇しくも、六四天安門事件からちょうど25年目にあたる春のことである。 ――ヒマワリ学運。 2014年3月に台北で発生した学生運動だ。当時、総統の馬英九が中国と結ぼうとしていた中台サービス貿易協定

    天安門事件から32年…あの時、中国の民主化運動が「失敗」に終わった4つの理由(安田 峰俊) @moneygendai
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    facebooook 2021/06/04
    1990年3月台湾(中華民国) “李登輝が学生の代表者との対話を承諾、政治改革の実行を約束。結果、学生達はデモ発生6日後に中正紀念堂広場から退場。この出来事を境に、現在まで続く台湾の民主化の歴史が幕を開ける”
  • 日本とアメリカとヨーロッパ、じつは「自由」の“意味”がここまで違っていた…!(橋爪 大三郎) @moneygendai

    「自由」の当の意味 自由はいいなあ。自由に生きたい。誰もが自由にあこがれる。 では、自由とはなんだろう。 自分の思うとおりに、何でもできること。制限や束縛がないこと。——確かに。でもこれは、自由の一面にすぎない。 自由を、まるごと理解する。すると、まったく違った世界がみえてくる。 「自由」という日語は、新しい。明治になって、よく使うようになった。 自由という言葉だけなら、古くからあった。仏教や儒学のテキストに書いてあった。いい意味とは限らなかった。でも欧米では、自由はとてもいいことらしい。翻訳されたを読んで、みんなそう思った。 自由民権運動があった。明治10年代に、議会の開設、憲法制定を求める声が、日中に広まった。政府もしぶしぶ、それに応じた。 「自由!民権!」薩長の藩閥政治に対して、全国の人びとが声をあげた。自由は、政府は勝手をしないでくれ。民権は、自分たちの言うことも聞いてくれ

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  • 先輩棋士も絶賛する藤井将棋 “詰将棋”が生んだ「AI超え」の一手(谷川 浩司)

    変動と混沌のさなかにある将棋界に彗星のごとく現れた、藤井聡太という天才棋士。自身も史上最年少で名人位を獲得した、谷川浩司棋士が、藤井聡太という巨大な才能の謎に迫ることを通して、トップ棋士の持つ能力を明らかにするとともに、新たな時代を迎えつつある将棋の現在と未来を展望した。その強さの質はどこにあるのか。メンタルはどれほど強靱か…『藤井聡太論 将棋の未来』から抜粋して掲載! 華と新鮮味がある将棋 藤井将棋の魅力は圧倒的な強さだけではない。その将棋について先輩棋士は口々に「非常に面白い」「ワクワクする」「興奮する」などと表現する。 中原誠十六世名人は、私との全対局集『中原VS谷川全局集』(マイナビ出版)に収録した対談の中で藤井将棋について「谷川さんや羽生さんにも共通するものがある」として次のように話されている。 「まず将棋自体が面白い。(略)全体的に新鮮味がある、という印象です。谷川さんや羽生

    先輩棋士も絶賛する藤井将棋 “詰将棋”が生んだ「AI超え」の一手(谷川 浩司)
  • 東京五輪、「疑惑をかけられた偉い人」が全員“逃げ続けている”日本のメチャクチャさ(武田 砂鉄) @gendai_biz

    偉い人が逃げ回る 「その粉塵が国立(競技場)のものだと証明してほしい」 2015年、国立競技場の解体工事が始まった後、ベランダや窓につく汚れに悩まされていたマンション住民がJSC(日スポーツ振興センター)に電話で問い合わせたところ、こんな答えが返ってきたという。 そのマンションは国立競技場から道路を挟んだところに建っている。解体工事が始まると、粉塵が巻き上がり、風に流され、ベランダや窓に降りかかった。その事実を伝えると、国立から出た粉塵かを証明せよ、話はそれからだ、と返される。どう証明しろというのか。対話するのではなく、対話を断ち切り、そそくさと逃げる。 この度、『偉い人ほどすぐ逃げる』と題したを刊行した。テーマは多岐にわたるが、全体に共通している問題意識というのか、テーマ設定というのか、それが「偉い人ほどすぐ逃げる」だったので、そのままタイトルにしてみた。我ながら良いタイトルであ

    東京五輪、「疑惑をかけられた偉い人」が全員“逃げ続けている”日本のメチャクチャさ(武田 砂鉄) @gendai_biz
  • 日本政府の愚策…コロナ禍なのに、なぜ「消費税」を使ってでも「病床削減」を進めるのか?(鷲尾 香一) @moneygendai

    政府が推進する「地域医療構想」 新型コロナウイルスの感染拡大が猛威を振るい、医療崩壊が叫ばれるウラで、政府による「病床削減」が着々と進んでいる。 5月21日、参議院会議で病床を削減した病院への財政支援を盛り込んだ医療制度改革関連法が可決成立した。その上、この財政支援は消費税財源を使おうという計画だ。 政府は、団塊の世代の全員が75歳以上になる2025年度に、必要なベッド数などを定めた「地域医療構想」を推進している。 これは少子高齢化により、集中的な医療が必要な「急性期」病床が過剰となり、リハビリや在宅医療につなげる「回復期」病床の需要が増加すると予測されるため、過剰な病床を削減しようというもの。 2025年に必要な入院ベッド数は、今より5万床ほど少ない119万床と推計されている。 そこで診療実績が少なく、非効率な医療を実施している病院を洗い出すため、重症患者向けの「高度急性期」、一般的な

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  • ドイツ各地で加熱する「ユダヤ排斥デモ」その原因を作ったのは誰か(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    ドイツに漂う不穏な空気 イスラエルと、パレスチナガザ地区のハマスとのミサイル合戦が続いており、その激しさにドイツ人は驚愕している。 ニュースの映像を見る限り、これはほぼ戦争だ。ガザ地区ではすでに200人が犠牲になったと言われる。そして、ドイツでこれを見たアラブ系のたちが激昂し、各地で大々的な反イスラエルデモを繰り広げている。 5月15日の土曜日、ベルリンでは、デモ隊(警察発表では3500人が参加)が暴徒と化して警察と衝突した結果、93人の警官が負傷、60人が逮捕された。多数のパレスチナの旗が翻る中、熱狂的に何かを叫んでいるアラブ系の人々の姿を見ていると、これがドイツの首都の光景とは、一瞬、信じられなくなる。翌16日には、約1000人が400台の車に分乗し、ベルリン市内を隊列を組んでクラクションを鳴らしながら走った。 他の都市では暴動化はしなかったものの、不穏な空気は漂っている。イスラエルの

    ドイツ各地で加熱する「ユダヤ排斥デモ」その原因を作ったのは誰か(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
  • 『ファクターX』、西浦博教授が報告 「考察すると見えてきた“4つ”の事実」(西浦 博) @gendai_biz

    『ファクターX』、西浦博教授が報告 「考察すると見えてきた“4つ”の事実」 まだ根拠の不確かな楽観主義は危険 新型コロナ、アジアで流行が拡大 感染者数が増大した国に由来する変異株は英国由来のものや南アフリカ由来のものを含めて、瞬く間に世界中へと拡大し、従来株を置き換えました。自国由来の変異株の拡大が深刻なインドを中心に、流行初期は感染が欧米に比べて制御できていたアジアでも、現在は深刻な状況に一変しています。ついには、これまで地域内感染をい止めてきた台湾やシンガポールでも感染の連鎖が報告され始めています。今回はその流行に焦点を当てていきます。 世界の流行状況に関するデータは世界保健機関の発表はもとより、ジョンズ・ホプキンス大学のGithubサイト(https://github.com/CSSEGISandData/COVID-19)で公開された情報がオープン化されており、また、複数ソースに

    『ファクターX』、西浦博教授が報告 「考察すると見えてきた“4つ”の事実」(西浦 博) @gendai_biz
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    facebooook 2021/05/19
    “国内の医療体制や国際的なリスクを鑑みると、日本には、日本人としての良心を示し、ハイリスクイベントを断固として強行しない勇気が求められているのではないかと思うのです。”
  • 気づいていますか? 現在の格差が「世界恐慌なみ」だということに(宮台 真司,白井 聡,斎藤 幸平) @gendai_biz

    コロナ禍でかつてなく「格差」の問題がクローズアップされている。テレワークできる人、できない人。高給取りのブルシット・ワーカーと社会を支えるエッセンシャル・ワーカー。健康に不安をもつ人や高齢者と、感染を気にしない若年層。ワクチンが潤沢に行き渡る国とそうでない国――。 分断と対立を生み出す構造の奥には、何があるのか。宮台真司、白井聡、斎藤幸平の三氏が徹底討議する。 資主義が牙を剥いた 斎藤 この1月に国際慈善団体のオックスファムが発表した調査は衝撃的でした。マイクロソフト創業者のビル・ゲイツやテスラ創業者のイーロン・マスクら世界の富豪トップ10人が、コロナ禍のこの1年で、保有株の価格上昇などによって計56兆6000億円もの利益を得た。これは、全人類76億人に必要なコロナワクチンをすべて賄える金額だそうです。 白井 そのオックスファムの別の調査によれば、'16年時点では「世界のトップ62人の富

    気づいていますか? 現在の格差が「世界恐慌なみ」だということに(宮台 真司,白井 聡,斎藤 幸平) @gendai_biz
  • 西浦博 教授が緊急報告、「第4波」が“これまでと違う”と言わざるを得ない「4つ」の理由(西浦 博) @gendai_biz

    英国株への置き換わりが進む日 2021年5月1日現在、流行が上昇傾向にあるほとんどの地で、感染性や重症化率が高いと言われるイギリス由来の「英国株」が「従来株」を置き換えて拡大しつつあります。 大阪・兵庫では、酸素投与をしたい患者さんがいるのに家で待機を余儀なくされていることも多く、相当に良くない状況です。大阪を支援している行政の友人は「これまでの流行が、まるで単なる練習試合だったのか」と話していました。誤解を恐れず言うと、それほどまでに思わせてしまう状況なのです。 そして、大阪と兵庫で連日亡くなる方が出ているのは、対策が遅れたことだけでなく、対応する現行の医療システムにも原因の一端があるかと思います。いまこそ、従来株によるこれまでの流行と、英国株に置き換わりつつあるこの「第4波」とでは何が変わったのかを科学的に整理して理解することが必要です。

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  • なぜ日本政府と地方首長の新型コロナ対応が「戦時中」と似てくるのか(山崎 雅弘) @gendai_biz

    国内での新型コロナウイルスの感染者数が再び増加し、東京でも3度目の緊急事態宣言が発出される見通しとなった4月23日、小池百合子東京都知事は定例記者会見で「午後8時以降には、街灯を除き、看板やネオン、イルミネーションなどの照明を消していただくよう、業界団体などを通じて要請する」と述べました。 その理由について、小池都知事は「夜間の人出を抑制するため」と説明しましたが、この決定に対し、東京新聞は同日午後9時16分に公開したネット記事の見出しで「令和の灯火管制?」と書き、SNS上でも「戦時中と似ている」との指摘が飛び交いました。 政府や首長が発出した、特定業種の営業などに対する「自粛要請」に従わない者を、周囲の市民が監視して批判する光景も、戦時中の隣組(近所の約10軒を一単位として、戦争への協力を行う組織で、政府の指示にきちんと従っているかという住民の相互監視も行った)や国防婦人会(戦争協力

    なぜ日本政府と地方首長の新型コロナ対応が「戦時中」と似てくるのか(山崎 雅弘) @gendai_biz
  • 給料が安すぎる国・日本…「賃上げ」が絶対必要なのに「賃金が上がらない」本当の理由(脇田 成) @gendai_biz

    の賃金が国際的にも低い、増大する内部留保と比べても賃上げが不十分だ、という声はここ数年高まってきた。2013年には政府が春闘における賃上げを後押しする、いわゆる「官製春闘」が始まった。 そうしたトレンドを受け、コロナ禍のなかの今年の春闘でさえ、議論そのものは賃上げの流れ継続に案外好意的であった。現実のデータを見ると官製春闘開始後も必ずしも大幅な賃金上昇は見られていないものの、「賃上げをすべき」という考え方自体は、議論のレベルではコンセンサスを得たといえよう。 その背景には過去の失敗から続く異例な状況がある。まずバブル崩壊以降の日経済の経緯をたどりつつ、賃上げの必要性がなぜ浮上したか、を振り返ろう。 内部留保が劇的に増えた理由 賃金が低い、賃上げが必要、と言われる状態はどこから始まったのだろうか。話はバブル崩壊後にまでさかのぼる。画期は1997年だ。この年、不良債権の先送りが限界となっ

    給料が安すぎる国・日本…「賃上げ」が絶対必要なのに「賃金が上がらない」本当の理由(脇田 成) @gendai_biz
  • 最速レビュー!アップルの忘れ物防止タグ「AirTag」を試してみた(西田 宗千佳)

    「なるほど便利そうだ」 AirTagは、簡単にいえば「複数の短距離通信を使って、荷物の忘れ物(置き忘れ)を防止する機器」だ。小さな通信機で、スピーカーも備わっている。ユーザーがそばを離れて通信が途切れると、スピーカーからアラート音が出て教えてくれるしくみだ。 さらには、「どこに忘れたか」を位置情報として伝え、探し出す手助けもしてくれる。 「なるほど便利そうだ……」と思わされる機能だが、これを実現するのはけっこう大変だ。 まず、バッテリーが長持ちする必要がある。財布の中に入れておいたり、カバンにつけておいたりして、日常的に使えるものでなくてはならないので、ひんぱんに充電するようでは使い勝手が悪すぎる。 AirTagの場合、コンビニなどで売られている「CR2032」というコイン電池が1つ入っていて、これだけで1年以上、動作しつづけるという。

    最速レビュー!アップルの忘れ物防止タグ「AirTag」を試してみた(西田 宗千佳)
  • 大嫌いなアイツの「心無い言葉」が頭から消えない…注意障害の想定外すぎる症状(鈴木 大介) @gendai_biz

    発達障害の特性を持つ当事者が「世界をどのように感じているのか」を、定型発達者が体験する機会はない。視覚障害や聴覚障害、身体の不自由などであれば「疑似障害体験プログラム」があって当事者感覚に近いものを学べる機会もあるが……。 短期連載は、発達障害に障害特性が非常に近い「高次脳機能障害」の当事者である僕が体験した(疑似ではなくガチではあるが)彼らの生きる世界について、その「異世界体験」を記すもの。 元稿は先日刊行した『発達系女子とモラハラ男・傷つけあうふたりの処方箋』の第2章として執筆したものだが、書籍では読者に伝わりやすいようにコミックでの表現を試みた(https://souffle.life/author/hattatsu-kei-joshi-to-morahara-otoko/)。 少々難解な内容にはなるが、今回はその元稿を公開する機会をいただけたので、発達障害当事者に接する機会のある

    大嫌いなアイツの「心無い言葉」が頭から消えない…注意障害の想定外すぎる症状(鈴木 大介) @gendai_biz