「衝突するまで直進する車の存在に気が付かなかった」 8日、滋賀県大津市で保育園児2人が亡くなり、1人が意識不明の重体。さらに園児らを引率していた保育士を含む13人が重軽傷を負った自動車事故が発生した。この事故で自動車運転処罰法違反容疑(過失傷害の後、過失致死傷容疑に切り替え)で逮捕され、事故の発端を作ったとされている新立文子容疑者(52)は交差点で右折する際に「対向車を見ておらず衝突音で気が付いた」と供述していることが分かっている。この事件では、事後直後に記者会見を開いたレイモンド淡海保育園の若松ひろみ園長が泣き崩れ、回答に窮する場面が痛々しく、報道の姿勢に対しても賛否を呼んでいる。 今回、事故原因を追究する過程で「右折時の事故」について改めて注目が集まった。事実、平成30年中の交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締状況によると、様々なシチュエーション別の死亡事故発生件数において「右