グローバリゼーションに対するカウンターが起き始めている 9月21日、通算8回目となるくるり主催の『京都音楽博覧会』が、今年も梅小路公園を舞台に開催された。僕はくるりのデビュー当時からのファンで、毎年のように『音博』に行ってみたいとは思いつつも、どうにも腰が重く、今まで1度も行ったことがなかったのだが、先日発売されたばかりの新作『THE PIER』が素晴らしかったこともあって、8年目にしてようやく『音博』行きを決断した。『THE PIER』という作品が、僕が旅に出る理由を作ってくれたというわけだ。まあ、新幹線を使えば東京から京都なんてたったの2時間なので、「旅」というほどではないし、今となっては、「なんで今まで行かなかったんだろう?」と後悔しかないのだが……つまり、『音博』はそれだけ素晴らしい空間だったということだ。 『京都音楽博覧会』会場 今年は海外から4組のアーティストが参加し、これまで