BOØWY、THE BLUE HEARTS、JUDY AND MARY……数々の名バンドを手がけた音楽プロデューサー・佐久間正英が、旅立つ前にインディーズバンドをプロデュースしていた。偉大なるプロデューサーが何故、いちインディーズバンドのプロデュースを手掛けることになったのか? その作品を通して、佐久間氏が関わるようになった経緯と、バンドのメンバーから見た貴重なプロデューサーとしての姿を追ってみたい。 佐久間氏が個人的に気に入ったインディーズバンド、アンドロメルト 佐久間氏がプロデュースしたのは、歌もサウンドも個性的な女性ボーカルのオルタナティブロックバンド、アンドロメルトの8月6日リリースのアルバム『子供と動物』。イラストレーター、ヒヂリンゴ・聖のアートワークと、インパクトのある楽曲タイトルの数々も印象的な一枚だ。 一度聴いたら忘れられない吠えるような歌声としっとりとした繊細さを使い分け
佐久間正英との出会い ーー今回のアルバムは、レコーディングされてからけっこう時間が経っているそうですね。 青木凛(以下、青木) : そうなんです。とはいえ、ちゃんと完成したのはホント最近のことなんですけどね。これまで私たちは否[i-na]として活動してきたんですけど、バンドの音楽性が少しずつ変わって、メンバーも入れ替わっていくなかで、「今の自分たちはやりたいことを正しく表現できているのか」みたいな考えに行きついてしまって。そこで一度リセットしたくなって、だったらバンド名を変えるのが一番わかりやすいだろうと。なので、このアルバムの最後に入っている「永遠の人」という曲だけは、現在の編成になってから録ったものなんです。 ーーなるほど。あの曲だけは佐久間さんが亡くなられたあとに録ったものなんですね。 青木 : はい。だから、今回のアルバムには否[i-na]として佐久間さんと一緒に録音した楽曲と、こ
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