ソーシャルメディアを活用したマーケティング戦略の指南書「グランズウェル」の著者であるJosh Bernoff氏が、ad:tech tokyoで講演するために初めて来日した。 Josh Bernoff氏はForrester Researchでデジタル/ソーシャルメディアに関するリサーチ部門のトップを務める。同氏の提唱するグランズウェルという現象が企業に与える影響、そしてソーシャルメディアのなかでも一段と注目を集めるTwitterの活用法について聞いた。 --あらためてグランズウェルの定義を教えてください。Web 2.0という言葉にも似ているように思います。 一言でいうと、Web 2.0というのはテクノロジーそのものを表す言葉ですが、これに対してグランズウェルは人間ありきの言葉であると考えています。 グランズウェルはソーシャルメディアの最新トレンドだけでなく、コミュニティやディスカッションフォ
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます SNSやブログなどのソーシャルメディアを使ったマーケティング、つまりソーシャルマーケティングに対する取り組み方は企業によってさまざまだが、現在日本でソーシャルマーケティングを実践する手段としてまず考えられるのはブログを立ち上げることだろう。数年前であれば絶対数も少なかったため、ブログを立ち上げただけでも話題になったものだが、ソーシャルマーケティングは単に話題を作ればいいわけではない。ウェブという従来のマスメディア媒体とは異なる場で、企業はどのように消費者とコミュニケーションを取るべきなのか。ブログを利用したソーシャルマーケティングの取り組みについて、シックス・アパート 代表取締役の関信浩氏に聞いた。 日米で違うソーシャルメディアの現状
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)内で製品やサービスのコミュニティを作り、マーケティング活動に結びつける「ソーシャルネットワークマーケティング」が注目されている。日本ではMixiやGREE、米国ではFacebook、MySpace、LinkedInといったようなSNSに大量のユーザーが集まり、格好のマーケティングの場となっているためだ。 Forrester Researchでソーシャルコンピューティングを担当するシニアアナリストJeremiah Owyang氏は、ソーシャルネットワークマーケティングの利点について、「口コミの力を最大限に利用できる」と話す。「消費者の多くは、他のどんな情報源よりも友人・知人からの情報を信頼する傾
サンフランシスコ発--Googleの製品管理担当ディレクターであるJoe Kraus氏は、ここSupernovaカンファレンスで行われた講演で、同社のソーシャルコンピューティング活動について、「ソーシャルは2008年の流行だ」と述べた。 Kraus氏の見解は、Googleの見解ともいってよいだろうが、ソーシャルウェブには3つの大きな傾向があるという。 発見が交流になる これがKraus氏の講演で最も伝わってきたことだ。彼は、Googleで検索するのもいいが、探し物を見つけるのを手伝ってくれる友だちがいるのはもっといいと述べ、GmailのIMフィールドにステータスメッセージを入力し、手伝ってくれる人が入室するまで待つという、交流型の発見の例を挙げた。しかし、これが最新の交流型の発見の代表例というわけではない。 余談:Googleがソーシャル検索でイニシアティブを立ち上げるのを期待しよう。ある
ソーシャルネットワーキングは今、大きな分岐点にある。一方の道の行く先は、さらなる機能の追加であり、ユーザーは閉鎖された空間を出る必要はほとんどなくなる。ほとんどのサイトがこの黄色いレンガ道を進んでいる。言うまでもなく、手に入る褒美は大きい。しかし、最後はカンザスに戻ってくることになるかもしれない。もう一方の道を進むと、交友関係(ソーシャルグラフ)の主な保存場所になる未来に行き着く。このデータは、オープンなAPIを通じて、誰でも入手できる。これはユーティリティタイプのモデルであり、他のユーティリティと同様、大きな金銭的価値を持つ可能性がある。 どちらの道に行くかは、重要な決断だ。選択をしくじれば、徐々にゆっくりと下りながら、最後には失敗する可能性が高い。 第1の道の問題は、ソーシャルメディアが誕生したときからの収益モデルに依存しているということだ。ソーシャルメディアに適した収益モデルは何だろ
文:Caroline McCarthy(CNET News.com) 翻訳校正:吉武稔夫、大熊あつ子、高森郁哉2008年05月12日 11時12分 ソーシャルネットワークのFacebookは米国時間5月9日、プロフィールデータや認証情報を外部のウェブサイトでも利用できるようにする新技術「Facebook Connect」を発表した。データポータビリティの概念を取り入れる大手サイトがまた1つ増えたことになる。 この公式発表は、同社のシニアプラットフォームマネージャーであるDave Morin氏が、Facebookの開発者向けブログへの投稿を通じて行った。同氏はここ数年、開発者コミュニティで特に目立つエバンジェリストの1人となっている。Facebook Connectは、今後数週間以内に利用可能となる予定だ。 Facebookの会員はFacebook Connectを利用して、プロフィール用の
News Corp.傘下のソーシャルネットワークMySpace.comは、MySpaceの会員が、インターネット上の他のソーシャルコミュニティーサイトともプロフィールデータを共有できる新イニシアチブ「Data Availability」を発表した。 MySpaceの最高経営責任者(CEO)で創設者の一人でもあるChris DeWolfe氏、最高執行責任者(COO)のAmit Kapur氏、テクノロジ部門バイスプレジデントのJim Benedetto氏は、米国時間5月8日の記者会見において、Data Availabilityのアナウンスを行った。DeWolfe氏は、Data Availabilityが「世界中に広がるMySpaceコミュニティーにとって、パブリックプロフィールコンテンツやデータを、インターネット上で好みのウェブサイトと共有可能にする革新的なサービスである」と評した。 同プロジ
UPDATE 予測されていた通りに、Googleは、プログラミングを行うことなくソーシャル機能をウェブサイトに追加できる「Friend Connect」のプレビュー版を公開した。 GoogleのエンジニアリングディレクターであるDavid Glazer氏は、Friend Connectの詳細について明らかにした。なお、米国時間5月12日午前の時点では、依然として仕上げの段階にあるFriend Connectの公式サイトに、まだアクセスすることはできなかった。 「よりソーシャルな存在になることで、ウェブは向上してきている。われわれは、ウェブインフラにソーシャル機能を組み込むが、これは少数の特定サイトに縛られるようなものではない。ユーザーは、ウェブ上のどこに行っても、あらゆる友人とのコミュニケーションが可能で、(そのコミュニケーションに)どのようなアプリケーションでも用いることができる」と、G
これまでに4回に渡り、山崎徳之が本連載「ソーシャルグラフの可能性を探る」を執筆してきましたが、今回から伊地知晋一が担当し、主にソーシャルグラフのビジネス的側面について解説していきます。 参加のアーキテクチャからソーシャルグラフへ ブログやSNSに代表される「参加のアーキテクチャ」を持つウェブサイトでユーザーが行動することで生み出されたCGM(UGC)は膨大な数となり集合知となることで、辞書や商品レビュー、Q&A、評価、などとしてユーザーに利便性を与えている。 また、ユーザーが行動することで生み出される集合知の種類は、ブログやSNSの日記だけではなく、友達とのリンク、ソーシャルブックマーク、RSSリーダー、レビュー、レーティング、サイトの訪問履歴(足あと)、ECの購買履歴、など多岐に及んでいる。このように集合知は「参加のアーキテクチャ」を持つウェブサイトが増えるにつれて、増大していくと言える
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます Fast Search & Transfer主催のイベント「FASTforward '08」にて、「Wikinomics」の著者でNew Paradigmのチーフエグゼクティブを務めるDon Tapscott氏が講演し、ウェブの世界で起こっている変化と、その変化の要因について語った。 「今起こっている変化によって、企業の本質が変わりつつある。イノベーションの方法も変われば、いかにして価値を生み出すかも変わってくる」とTapscott氏は指摘する。その上で、こうした変化の要因を4つに分けて説明した。 Tapscott氏の言う変化の要因は4つある。それは、「Web 2.0」「ネット世代の子供たち」「ソーシャル革命」「経済革命」だ。 まずWe
2001年の創業以来、ブログツールMovableTypeを筆頭に、統合ブログサービスTypePad、ブログ+SNSサービスのVOXを提供し、ブログサービスの雄として存在感を示し続けるシックス・アパート。 そのシックス・アパートが15日、次世代製品と位置付けるTypePad2に焦点をあて、「TypePad2が切り拓くソーシャルメディアの未来」というテーマでプライベートセミナーを開催した。セミナーではSix Apart会長兼CEOのChris Alden氏が2008年のWebの動向について見解を述べている。 Alden氏は、18歳以上のユーザーがブログを、18歳以下がソーシャルネットワーク系のサービスを利用する割合が高いという調査結果を引きながら、「今後のトレンドはソーシャルネットワーク系のサービスに移行していくだろう」との見解を示す。 となると、当然ブログとソーシャルメディア、相互の関係も変
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