「電話番号は、ありません」。日本国内のスマホの所有率が世帯で9割を超えるとされる現代において、収入減少や病気による料金滞納、刑務所からの出所など何らかの事情でスマホ・携帯電話(以下、スマホ)を持てなくなってしまった「通信困難者」の存在を知っているだろうか。サブスクの申し込み、飲食店の予約といった日常生活のちょっとした手続きはもちろん、生活インフラの契約、就職といった、生きていくために必要な場面でも当たり前のように電話番号を求められる世の中で、スマホを持てない生活の実態とは。当事者たちに話を聞いた。 【画像】支援業者が語る通信困難者の割合 「電話番号がないと電気・ガスも契約できない」総務省の令和6年通信利用動向調査によると、スマートフォンの世帯における保有割合が90.5%となり、いまやスマホを持つのが当たり前の時代となっている。 そんななかで、福島県在住の山本博史さん(42・仮名)は、202

