4月11日(土)、岸和田市立図書館(注1)で、元塩尻市立図書館長の内野安彦氏の講演会が開催されました。関西での仕事のついでに参加してきました。岸和田市立図書館は20年近くユーザーとしてお付き合いいただいた図書館で、後半は私もパネリストとしてちょっとだけ登場させていただきました。講演内容を皆さんに紹介します。 講演の副題は、「ボーダーレスな図書館を」です。 始めに「まちから書店が消える」と称して、出版界の現状のお話がありました。たとえば、 ここ数年毎年300点余の書店が閉店している ベストセラーが平積みされている一方で、新刊本を扱う書店が地元にない自治体は332市町村 日本の出版社が3700社、この10年で600社消えた コンビニの出版物売上高はここ10年で半分に減少 etc 2000年頃から活発化している「公共図書館は無料貸本屋」論争が、今もまだくすぶっています。 実は、知人から、最近こん