沖縄のプロ野球チーム、琉球ブルーオーシャンズは、15人の新型コロナ感染者が出たと発表しました。複数のコーチと選手が、遠征先のキャバクラ店で、深夜まで飲酒していました。 球団の発表によりますと、今月11日、コーチと選手とその知人3人の合わせて5人が当時、まん延防止等重点措置が出されていた福岡県内で、深夜0時ごろまでキャバクラ店を利用したほか、その翌日にも別のグループの選手らが酒類の提供を伴う飲食店に深夜0時頃まで滞在したということです。 沖縄に戻った15日になって、規律違反に関わっていない選手1人が体調不良を訴え、チームの全員がPCR検査を受けたところ、20日までに15人の感染が確認されました。 その後の内部調査で今回の規律違反が発覚したということです。 保健所の業務ひっ迫で濃厚接触者が特定されていないため、陰性の選手やスタッフも含め37人が自宅療養もしくは自宅隔離となっています。 球団の北
落語の世界で、いや日本中で、林家木久扇さん(81)ほど「バカ」という修飾語が似合う人はいないだろう。思いがけず落語の世界に入って58年、『笑点』の黄色い人として今年で50年。「私は落語の世界の呼び込み役」と語る。どんな信念と作戦で「バカ」を貫いているのか。木久扇師匠がマジメに語る「バカの力」「バカの効能」は、令和を生きる私たちに、何を教えてくれるのだろうか。(ライター:石原壮一郎/撮影:幸田大地/Yahoo!ニュース 特集編集部) おかげさまで、林家木久扇といえば「バカ」というイメージが定着してくれています。「バカ」という言葉にはけなす意味もありますけど、「バカウマ」とか「今日はバカに調子がいい」といったプラスの意味もありますよね。本当にバカだったら言われるのは嫌ですけど、自分ではそうじゃないつもりなので、ぜんぜん気になりません。でも、バカのふりは一生懸命やり続けます。そのほうが儲かります
俗っぽくて、ゲスな番組『サンジャポ』 のっけからこう書いたのは、悪口や非難のつもりではない。むしろ逆だ。そのことは最後までお読みいただければおそらくおわかりいただけると思う。 TBSが日曜日の午前中に放送している『サンデージャポン』。 ”サンジャポ”の愛称で親しまれているトークバラティー番組である。 司会は爆笑問題の二人が務め、笑いや俗っぽい好奇心で様々な話題について切り込んでいく。芸能ネタもあればニュースネタもあって、ゲストとして脚線美や巨乳の女性タレントもスタジオに集め、時折、カメラがその脚線や胸元を舐めるように撮影するなど、「ゲスい」ところ満載の番組である。 だが、この番組には古くからテレビ人が持ってきた「ゲリラ的で型破りなところ」があって侮れない。 かつて日本テレビ系列で平日深夜に放送されていた『11PM』(イレブン・ピーエム)。硬派もエロもごっちゃまぜという、1965年から199
94歳の現役助産師・坂本フジヱさんは、5000人近い赤ちゃんを取り上げてきたという。昭和から平成にかけて70年以上、出産と子育ての現場にいる。 「3年前ぐらいから(ここで出産する人は)急速に減ってきましたね。若い人たちがいなくなったんです。大きな都会へね、仕事を求めて出ていった。この小さな村ではね、若い人たちが働ける場所がないですね。ですから、和歌山市から大阪、大阪よりも東京へ出ていってね」 「それに結婚する人が少ないです。男の人も一人が多いし、女の人も付き合ってる人がいてるのに結婚しない。で、結婚しても赤ちゃんをつくらない。将来の生活の不安ですね。子どもを育てたら必ずその子どもが自分たちの最期を看取ってくれる、っていう保証がない。だから、もうそれだったら、自分が働ける間に働いて、お金をためて施設で終末を終わろうというような考え方が多いんです」
2018年12月26日放送のTBS系列「ビビット」に収録で出演した。テーマは「クリスマスケーキ大量廃棄の実態」。 一日400〜500kgのケーキがリサイクル工場に運ばれ、破砕処理されブタのエサにある食品リサイクル工場に、一日400〜500kgものケーキが、ケーキ工場や百貨店、スーパーなどから、食べられることなく運ばれてくる様子が放映された。 このリサイクル工場では、2017年度の受け入れ量が一日平均32トンだった。クリスマスケーキが大量に運ばれてきた日は、一日34トンと、平均を上回る処理量となった。 内容は、ショートケーキやチョコレートケーキ、チーズケーキ、モンブラン、紅芋タルト、スポンジの台など。140リットル入るゴミ箱が次々一杯になり、溢れていった。 リサイクル工場の社長によれば、クリスマスの時期、ケーキやローストチキンが増えるそうだ。普段の2倍以上の食品が運ばれてくる。2月になれば、
日本の100円ショップに並ぶ雑貨、小物。これはどこからやってくるのか――。源流をたどると、中国の浙江(せっこう)省に行き着く。そこには、日本の業者から「100円ショップの里」と呼ばれてきた街「義烏」(イーウー)がある。この街には、8万近いショップが軒を連ねる極めて巨大な市場が存在する。いま義烏は、中国が経済超大国になったことで変貌を遂げつつある。それまでの中国製品に加え、東南アジア、中東、アフリカから商品を集めるようになった。変化の背景には何があるのか。(ジャーナリスト・高口康太/Yahoo!ニュース 特集編集部) 義烏市は、中国浙江省金華市に属する田舎町だ。上海市から南に300キロ、高速鉄道で1時間ほどに位置する。駅も簡素な造りなら、その周囲にも何もない。街中に出ても、道行く人も立ち並ぶお店も、やぼったい。この小さな街に超巨大な卸売市場が存在する。販売されているのは洗面器などのプラスチッ
図書館司書に恋をして たいていの日本のファッション誌には、「一ヶ月コーディネート」という定番記事がある。物語仕立てで仕事、ショッピング、デートなどのシチュエーションごとに一ヶ月間の着こなし(着回し)を提案するものだ。 主人公はその雑誌が理想とする読者像である。物語も読者の理想的なライフスタイルにしたがって展開されることが多い。20代後半の化粧品会社に勤める女性が合コンで広告代理店や商社勤務の男性と出会うなどというのが、これまでの黄金パターンであった。ところが、近年は時代を反映してさまざまな物語が生まれてきているという。とりわけ、アラサー女性をターゲットにした『CLASSY.』は近頃、刺激的だ。2018年5月号ではなんと「つき合っている経営者の彼が既婚者だとわか」り、逡巡する主人公が登場した。あまりの展開のすごさにネット上でも、「着回している場合か!」と服よりそのストーリー展開に引き込まれる
連日の終電帰り。ときに徹夜で頑張るが、仕事にやりがいが見いだせない会社員生活。「仕事とはそういうもの」と言い聞かせても、疲れが心身に蓄積していく ── 。イベントのプランナーとして、東京の過重労働の中で生きてきた矢口真紀さんは現在、郷里の埼玉県杉戸町に戻り、これまでのキャリアも活かしつつ女性の力を活用した町づくりに取り組む。会社員時代と比べて年収は1/3程度だが、今の暮らしには「大満足」という。小さな町に小さなビジネスを根付かせることで、自分の大きな役割を発見した。 会社に壊されない生き方(1) 会社に壊されるくらいなら会社をやめよう 「『会社がなくなってたらいいなあ』と、六本木の職場に向かう朝の満員電車の中で考えていました。会社に行くのがおっくうでしたね」と会社員時代を振り返る矢口さん。大学卒業後、広告代理店など広告関連会社に勤務。プランナーとして、国内外の美術展や上海万博プロジェクトな
第二次安倍内閣の肝煎りとして進められている「クールジャパン戦略」。政権発足直後、2013年から本格化したこの国策は、実質的な国策ファンドであるCJ機構(株式会社海外需要開拓支援機構)を中心にして、積極的な国税の投入が行われている。 が、CJ機構発足(2013年)から早5年が経過し、その費用対効果が各種報道で疑問視されるに至っている。また、CJ機構幹部によるセクハラを巡り、元派遣社員が東京地裁に提訴に及ぶ等の報道もあり、CJ機構を巡る疑問符やスキャンダルは、私達の眼前に大きく報道されるに至っている。 ・クアラルンプールの一等地に約10億円の公費投入 さて筆者は、このCJ機構が東南アジアにおける日本文化の発信拠点として重視しているマレーシア連邦の首都・クアラルンプールの一等地にある、民間百貨店との共同出資物件「ISETAN The Japan Store(以下、The Japan Store)
高齢ドライバーによる交通事故、徘徊による行方不明、誰にも看取られることなく逝く孤立死――「認知症」が一因と見られる事件・事故が年々目立つようになってきた。だが、これは、世界に先駆けて日本が直面する「認知症社会」の始まりに過ぎない。2025年、国民の1割以上が認知症またはその予備群になる社会では、何が起きるのか。そして解決策はあるのか。(取材・文=NHKスペシャル「私たちのこれから」取材班/編集=Yahoo!ニュース編集部) 「認知症高齢者の徘徊による行方不明、孤立死・異状死…といった事態が日常化する厳しい現実が待つことを見据え、2025年を安心して地域で暮らしていける社会にできるか」——。国際医療福祉大学大学院の武藤正樹教授は「いまが分水嶺だ」と警鐘を鳴らす。
PTAは本来任意加入の団体ですが、多くのPTAでは全員自動加入が続き、なかなか保護者への加入意思の確認が行われません。なぜ確認しないのかというと、最大の理由の一つは「ずっと全員加入を前提に運営してきたから」ということでしょう。 いまのPTAの仕組みは「保護者が全員入る」という前提でできているところが多いため、任意加入を前提にしようとすると、これまでのやり方や認識では、そぐわない点が出てきてしまうからです。 たとえば、最もよく問題になるのは、卒業式の祝い品のことです。 多くの学校では、卒業式のとき、子どもたちみんなに配る記念品や祝い菓子(紅白饅頭等)、胸につけるお花(コサージュ)などを、PTA予算等で購入しています。 そのため、PTA会員から「会費を払っていない非会員家庭のお子さんに、そういった品をあげるのはズルイ」という声があがることがあるのです。 これはまさに「保護者が全員加入する」とい
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