1月15日、独立行政法人科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業ICORP型研究「計算脳」プロジェクト(研究統括:株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)脳情報研究所所長の川人光男氏)は、米国デューク大学教授のミゲール・ニコレリス(Miguel Nicolelis)氏らと共同で、アカゲザルの大脳皮質活動情報から読み取って再構成した関節角度をネットワーク経由で米国~日本間で伝送し、リアルタイムで等身大ヒューマノイド・ロボットに歩行動作をさせることに成功したと発表した。 デューク大学の成果である脳活動からの歩行状態の実時間解読技術と、インターネットを介したロボットの脚部制御技術を組み合わせた。脳と機械を繋ぐ「ブレイン・マシーン・インターフェース(BMI)」技術において画期的な成果であり、脳の計算モデルをロボットに組み込んだ「階層BMI」の口火を切ったものとして注目されるという。 今