前文科次官への圧力否定=元内閣官房参与の加計学園理事 学校法人「加計学園」(岡山市)の国家戦略特区での獣医学部新設をめぐり、文部科学省の前川喜平前事務次官が「(在職中に)当時内閣官房参与だった木曽功・同学園理事から『早く進めてほしいのでよろしく』と要請された」と明らかにしたのを受け、木曽氏は1日、面会を認めた上で「圧力をかける理由はない」などと文書でコメントした。 木曽氏は文科省OBで、前川氏の3期先輩。木曽氏によると、前川氏には昨年8月ごろ、事前に約束せずに次官室を訪れて会った。知人から前川氏の退官後の身の振り方について考えを聞いてほしいと頼まれ、意向確認する趣旨だったという。 木曽氏はその際、雑談で特区の話もしたことを認め、「社交辞令として『よろしく』くらいは言うかもしれない」と説明。ただ「(自身が)具体的なお願いをする必要はなく、圧力をかける理由もない」としている。(2017/0