本項目は架空の日本について述べる。 これらはフィクションの小説、特に第二次世界大戦後の冷戦初期を題材とした作品に多く登場し、日本列島・樺太・千島列島等、戦前の大日本帝国の領土を実効支配し、日本全体を領有主張する分断国家が多い。史実の朝鮮半島における米ソの対立による分断国家(北朝鮮と韓国)の成立と、代理戦争としての朝鮮戦争のイメージが念頭に作られるため、北(東)日本が共産主義、南(西)日本が資本主義を標榜するのが特徴で、朝鮮戦争と同時期に日本においても戦争が行われたとすることが多い。また同様に、ドイツのベルリンを念頭においた都市(東京や札幌が多い)の分割統治もしばしば描かれる。 しかしながら、最近ではこうした型にはまらない架空の日本が描かれる作品も多く、政治に主眼を当てた作品では太陽の黙示録はその典型。