20240914:ナタデココ・アオリイカ 朝は病院。整理券をもらって開院までの間、喫茶店で待つことにした。カフェインレスのミルク珈琲の無糖を注文すると、会計の後にっこり笑顔で「シロップはお付けしますか?」と聞かれた。0.2秒の逡巡ののち、「つけてください」と答えてしまった。わざわざ無糖を頼んだ…
「ドイツは大戦の罪をすべてナチスに被せ、自分たちには罪が無いと思っている。」という言説は、特に日本の保守派の口からよく唱えられることである。本当にそうなのだろうか。現在のドイツにおける「過去の精算」の一つの例として、id:fenestraeさんが今年の8月1日のワルシャワ蜂起60周年記念での、シュレーダー首相の演説を引用して紹介している。以下孫引きだが、 「私たちは今日ポーランド抵抗軍の男女の犠牲的行為と誇りに深い敬意を表します。63日間もの間ワルシャワの男女の市民がドイツの占領に対し英雄的な必死の抵抗を示しました。彼らはポーランドの自由と尊厳のために戦ったのです。彼らの愛国心はポーランドという国の偉大な歴史の中の輝かしい例であり続けるでしょう。...ポーランドの誇りでありドイツの恥辱であるこの地において私たちは和解と平和を願います...私が生まれ変わった自由で民主的なドイツの首相としてこ
昭和13年9月27日 閣議決定 北樺太ニ於ケル我石油及石炭ニ関スル利権ハ実ニ大正九年ノ尼港事件ノ代償トシテ同十四年ノ北京条約ニ依リ蘇連ヲシテ承認セシメタル重要ナル権益ナリ而シテ本利権ニ基ク事業ヲ営ムコトヲ目的トシテ設立セラレタル北樺太石油株式会社並ニ北樺太鉱業株式会社ノ両社ハ孰レモ漸次相当ノ業績ヲ挙グルニ至リ本邦燃料国策ノ遂行上期待スルトコロ大ナルモノアリタリ然ルニ日独防共協定ノ成立乃至ハ支那事変ノ勃発ヲ契機トシテ蘇連ノ我方ニ対スル態度ハ頓ニ悪化シ爾来本利権事業ニ対シテモ不法ナル圧迫ヲ加フルニ至リ之ガ為両利権会社ハ事業遂行上多大ノ支障ヲ来シ其ノ財政モ亦甚シク苦境ニ瀕スルニ至リ本件利権ハ重大ナル難局ニ遭遇スルニ至レリ 惟フニ本件利権ハ帝国ノ海外権益トシテノ重要性ニ加フルニ資源トシテモ石油及石炭共ニ其ノ埋蔵量極メテ豊富ニシテ且ツ其ノ石炭ハ強度粘結性ヲ有スル特殊炭ニシテ製鉄用コークス配合炭ニ好
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9月3日、赤坂プリンスホテル・クリスタルパレスで開かれた「日露戦争勝利百周年を祝う青年の集い」に参加してきた。無料で18歳から39歳までの若い世代を1000人招待するという話なので、とりあえず応募しておいたのだ。「新しい教科書を作る会」の藤岡信勝氏が開会の言葉、閉会の言葉がメルマガでも有名な宮崎正弘氏ということで、主催者側の傾向ははっきりしているが、とりあえずもらえるという小冊子目当てで参加したのだった。 以下、長文なので読む根気のある人だけどうぞ。 ■こういう話だから立場を鮮明に書いておく このブログをちゃんと読んでいる人なら、意外に思うかもしれない。松永は左翼ではないだろうが、「愛国主義者」や右派を嫌ってはいなかったか、と。簡単にいえば私は「他の国を罵ることが愛国だと勘違いし、他の国を罵らなければ自尊心を保てないような日中韓各国の自称愛国厨房」を批判しているのであって、そうでなければ好
皆さんはパラオ共和国という国をご存知でしょうか。太平洋に浮かぶ小さな島国です。この旗はパラオの国旗ですが、日の丸とそっくりです。なぜこのようなデザインになったのでしょうか。 ドイツ植民地であったパラオは第一次大戦後、日本の委任統治領となりました。太平洋戦争中はミクロネシア地域の重要拠点となり、多くの日本軍が駐屯していました。そこでの日本は厳しくも、産業、教育、文化の発展に大きな功績を残し、パラオの人々に大変な信頼を受けました。 パラオの人々は「日本人は厳しかった。しかし我々に農業と、まじめに働くこと、そしてウソをつかないことを教えてくれた。」と今でも口々に日本を語ります。 太平洋戦争末期、アメリカ軍がパラオにも迫り、いよいよ上陸してくるという時に、パラオ人は驚くことに、「我々も日本人と一緒にアメリカ軍と戦う」と決意したと言います。しかし民間人に被害が出ることを懸念した日本はそれを許さず、貴
これから2005年の9月はじめまで、以下のテキストへのリンクを「日記」の冒頭に記します。 →関東大震災における虐殺された朝鮮人は何人? 「本当のこととは何か」について考える(=知る努力をする)ための参考にでもしてみてください。 ※ブックマーク登録は、このテキストにではなく「http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20020901」のほうにお願いします。 こんな記事から。 →5人の船出…「国民新党」結成(デイリースポーツonline)2005年8月18日 郵政民営化関連法案に反対した綿貫民輔元衆院議長や亀井静香元自民党政調会長ら5人は17日午後、憲政記念館で記者会見し、新たな政党「国民新党」を結成すると正式発表した。代表に綿貫氏、幹事長に亀井久興元国土庁長官が就任。郵政法案をめぐる自民党内の攻防は党分裂に発展した。綿貫氏らは法案反対派を中心に参加者を増やす方針だが
さてさて8月15日。終戦したのは9月なんだからとは思うものの、この日が一応の分かれ目になったという意味ではとりあえず終戦または敗戦の日として認識するのもそう間違いではないだろうと私は思う。ま、相手方がこの日にV-Jをいうからそう思い込んでいるという側面もある。だから、そこから考えれば、本当に終結した時点を選んで祝うべきなのかなとも思う。そうなればそれは戦闘の集結のことでもあり、引き上げの完了のことでもある。終戦時の武装解除のタイミングおよび手順によって、なくてもいいはずの二時損壊とでもいいたくなるようなトラブルが起きていたことを思うと、戦争というのはそこまで考え得てはじめてやってもいいもの、遂行できるものなのだろうなと思う。 ただ、そこで覚えておかなければならないのは、それが戦争であるからには、どこにも「きれいごと」などないということでもある。ソ連やチャイナの行動を知れば、戦争などもっての
ここしばらくのところ、太平洋戦争関連のテレビ番組がいくつかあったが、その中で見ごたえがあったのは、零式艦上戦闘機、いわゆる「零戦」(「れいせん」と読む。「ゼロ戦」というのは英語の「Zero Fighter」からくることばで、当時の人たちは使わなかったらしい)の設計に関するNHKの番組だった。海軍の無理な要求から設計にしわ寄せがいき、弱点を残した構造となり、それを修正できないまま多くの命が失われたという内容だった。 私は見ながら途中でブチ切れたのだが、ここは冷静にいく。歴史学には素人だが、素人なりに「歴史的評価」ってやつをやってみたいと思ったからだ。といっても、別に画期的に新しいことを書こうということでもないのだが。 最初にことわっておくが、ここでは中国や韓国、その他のアジア諸国や欧米の連合国など、外国との関係については捨象して、問題を日本国内に絞り込む。論点を明確にするためだ。 構造的に弱
「傷はまだ癒えず」 英BBCラジオを先日聞いていて、終戦記念日は8月15日だったが、広島と長崎への原爆落下の後、アメリカ側が、日本が降伏するのかどうかの返事を待ち続け、その答えを受け取ったのが12日だったという。そこで12日も、1つの「記念日」であるとして、番組の中で当時の米政府関係者の短いコメント、回想が放送された。 英国では、日本、ドイツに限らず、自国・連合国側の戦いなどを常時メディアで取り扱う。戦後60周年たったということで書かれた保守系新聞「タイムズ」は、13日付で「傷はまだ癒えないーアジア人にとって、日本は、和解のための必要なステップを踏んでいない」と題する社説を掲載した。 以下は、その大体の訳である。 第2次世界大戦の終結から60周年の記念日が月曜日(15日)にあたる。欧州人の心の中ではそれほど明確に意識されていない日だ。ドイツの敗退の1945年5月と日本の降伏の8月15日の間
日本政府の歴史認識については、これまで戦後50年にはいわゆる「村山談話」、戦後60年にはいわゆる「小泉談話」が出されていますが、それに加え、2015年8月14日、戦後70年目の節目に内閣総理大臣談話が閣議決定されました。談話の内容については、次のリンクを御覧ください。 (参考1)2015年8月14日の内閣総理大臣談話 (参考2)2005年8月15日の内閣総理大臣談話(小泉内閣) (参考3)1995年8月15日の内閣総理大臣談話(村山内閣) 先の大戦における行いに対する、痛切な反省と共に、心からのお詫びの気持ちは、戦後の歴代内閣が、一貫して持ち続けてきたものです。そうした気持ちが、戦後50年に当たり、村山談話で表明され、さらに、戦後60年を機に出された小泉談話においても、その反省とお詫びの気持ちは、引き継がれてきました。 こうした歴代内閣が表明した反省とお詫びの気持ちを、揺るぎないものとして
「名将言行録」第53号では、上杉景勝の人柄を語って、「もの柔らかく、一見手ぬるい性格かと思えばそうではなく、怒るときには恐ろしく、その怒りの恐ろしさから不仁であるかと思えば慈悲があり」という評を紹介しています。 ここでは、「甲陽軍鑑」が語る名将の条件というものが思い起こされます。 今日は、少しそれを紹介しておきましょう。 著書「よみがえる武士道」で、菅野覚明氏は次のように「甲陽軍鑑」を引用し、武士たる者の良き人格バランス、将たる者の中庸ということについて記しています。 軽き大将かと思へば重し。歌をよび、きやしやにして、いかにもいつくしきかとおもへば、怒りたまふ時は、自身太刀・長刀をとつて、異国の韓信・はんかいもただこれほどぞあるらんと思ふほど、威光強し。(甲陽軍鑑、北条氏康評) 武士の世界における常識人は、今日我々が思い描くような、何事にも中庸を取る穏やかな平均的人間のことではない。北条氏
毎週鉄人28号を見ている。今週は、ヤポンスキー(日本人)とニッポンとヒコポンデリーから造語したような、おなじみのキャラ「ニコポンスキー」も声優名を隠して登場した。面白くてたまらない。戦後に糸川英夫(バレーリーナ?でもあった)博士が作ったペンシルロケットも、戦前の設定で登場してきた。フィクションだからな。空想科学小説が未来ではなく過去に向けて描かれるのは、もしかするとなんらかの意味があるのかもしれない。私も過去に向けてちょっとフィクションを書いてみたい。 というわけで以下は、フィクションである。 「チーズとバギウム」 アジアの現代史はアヘン戦争から始まる。 イギリスは中国人に麻薬のアヘンを売りつけていた。人間をダメにするには最適の薬だ。当然、中国に君臨していたモンゴル王朝正統の清王朝道光帝は怒った。1839年、イギリスとの交易を禁止した。が、翌年イギリスはこれに因縁をつけて中国に軍を派遣。4
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