「ぬいぐるみ専門の旅行会社を知っていますか?」 そんな文章が帯に書かれた書籍『お客さまはぬいぐるみ ~夢を届けるウナギトラベル物語~』(東園絵/斉藤真紀子・著、飛鳥新社・刊)を読み、正直とても驚いた。本当に、ぬいぐるみ専門の旅行会社が実在するということに! 持ち主の代わりに、ぬいぐるみに旅をさせるツアーを企画&運営していて、お客さまから送られてきたぬいぐるみをさまざまな場所に連れて行き、撮影。その写真と短い文章をFacebookやTwitterに随時あげて旅の記録を報告するほか、ぬいぐるみを持ち主に送る際、写真データも一緒に送るというサービスも行なっている。まさに本格的なツアー会社。 本書は、実際にウナギトラベルに申し込み、ツアーに参加したお客さま=ぬいぐるみたちが旅をしている様子と共に、その持ち主たちに焦点を当て、参加の動機や背景、ぬいぐるみを旅に出したことによる心の動きなどを紹介したノ
どうやら「安彦良和は動きがかけない」と言われたという話が盛り上がってて内容的にも漫画好きの俺としてはたいへん気になるものだった。安彦良和氏は美麗な絵を描くイラストレーターであり、アニメーターでもある。彼に動きがかけないと言うのはたいへんな勇気がいる話であろう。 いしかわじゅん氏「安彦良和は動きがかけない」⇒安彦氏「アニメーターの僕に、動きが描けないだって?」(「王道の狗」白泉社版4巻から) - 見えない道場本舗 実際のところ、漫画家としての安彦良和氏に動きが書けているかどうかについてここで論評するつもりはない。俺はただのオタクであるし、プロの仕事にそうケチをつけるものではないからだ。ただ、漫画とアニメは動き表現が違う。そのことだけはわかっているつもりである。俺の分かる範囲で申し訳ないが、ちょっとこのもやもやを吐き出させてもらおう。 ひとつの絵としての動き表現については以下の記事が大変詳しい
知る人ぞ知るベストセラー編集者、松島倫明さんの作品について。 寡作のベストセラー編集者 ぼくは著者の端くれだったりするので、「編集者」で本を選ぶことがあります。タイトルとか著者名じゃなくて、「この編集者なら間違いないから買っておくか」という意思決定をするわけです。かなりマニアックな本の買い方だと思いますが、意外と外さないのでオススメです。 ぼくが必ず買っている編集者の一人が、松島倫明さんです。 彼の名前は知らなくても、彼が手がけた作品はどこかで知っているはず。うちのブログの読者の方なら、ほとんど読んだよ!という方もいそう。以下、松島さんが手がけた代表作をリストアップしてみましょう。 まずは「フリー」。ほら、知ってるでしょ。ビジネス書の名著です。
第16回ボイルドエッグズ文学賞 最年少受賞の現役大学生作家、小嶋陽太郎が『気障でけっこうです』でデビュー!角川書店 ブランドカンパニー 万城目学らを輩出した文学賞から、史上最年少の現役大学生作家がデビュー! “面倒くさがり今どき少女”が、“ちょっと失礼なおとぼけ幽霊”と過ごす、かけがえのない日々。 笑、涙、謎、友情 ―大切なこと、すべてあの人が教えてくれた。爽やかで切ない風が吹き抜ける、極上の青春小説! 気障(きざ)でけっこうです 株式会社KADOKAWAより、第16回ボイルドエッグズ文学賞を史上最年少で受賞した信州大学在学中の現役大学生、小嶋陽太郎著のデビュー作『気障(きざ)でけっこうです』を10月30日(木)に発売いたします。 【著者在学中の信州大学関係者から応援メッセージ!】 木漏れ日の優しさと、せせらぎの心地よさ。 そんな信州の春を思わせる、温かな物語です。 ——夏川草介(作家。『
「漫画家が命を込めた一コマ」にフォーカスした独占インタビュー企画「わが生涯に一片のコマあり」!第5回は『孤独のグルメ』原作者であり、グルメマンガのヒットメーカーである久住昌之先生だ!食事のウンチクを操ってギャグマンガからエッセイまで幅広く活躍される久住先生は、実は田中圭一の憧れの作家でもあったのだ! [インタビュー公開日:2014/09/26] 東京都三鷹市出身。漫画家・マンガ原作者・エッセイスト・装丁デザイナーなど、多彩な顔を持つクリエイター。泉晴紀(作画)との合作ペンネーム「泉昌之」名義で、1981年に雑誌『ガロ』(青林堂)にて「夜行」でデビュー。 主人公が食事をしながら、食材や食べる順番についてのウンチクを展開するマンガの原作を得意とし、前述の泉晴紀のほか、水沢悦子との『花のズボラ飯』(秋田書店)や、土山しげるとの『漫画版 野武士のグルメ』(幻冬舎)など、多彩な漫画家とタッグを組んだ
ZEPPELIN ドイツ腕時計ブランドの"ZEPPELIN"とのコラボレーションウォッチパートナ... 詳細を見る
小泉孝一著『鈴木書店の成長と衰退』(論創社)を読んで初めて知ったことに書籍の統一正味が導入された経緯がわかったことがあります。大型書店やチェーン書店などに対して掛率を一律にして取次が卸すことを統一正味といいます。取次の仕入れ値である正味は、取引版元別や定価別によって細かくわかれていますが、鈴木書店が取り扱っていた専門書は仕入れ正味が高い傾向にあります。したがって、ほかの取次に比べて鈴木書店のマージンが少なかったわけです。まだ本が売れているうちは資金が回っていたのでしょうが、出版市場が縮小に転じると返品率の上昇を招き、経営破綻した要因になったことがわかりました。なぜ、13年前に経営破綻をした人文書の専門取次だった鈴木書店が、現在の大阪屋などの中堅取次とオーバーラップしてしまうかといえば、出版市場の変化と無縁ではありません。戦後の取次経営は、継続的に発行され、売上も安定していた雑誌によって成り
2014年10月31日12:00 【三上延×倉田英之】業界きっての読書マニアの対談集『読書狂の冒険は終わらない!』レビュー カテゴリ▶ レビュー 文芸 mixiチェック 当ブログはアフィリエイト広告を利用しています 久々に本のレビューです。 「ビブリア古書堂」シリーズの三上延先生と、「R.O.D」シリーズの倉田英之先生の、本をテーマにした対談集。 私はそんなに本を読むほうではないですが、なかなかに興味深い、面白い本でした。 このぐらいならネタバレにならないでしょう。 目次の一部です。 スティーブン・キングを中心にしたモダンホラーから始まり、作家本人やその作品、はたまたそこから派生する映画やドラマなど映像作品など、本好き、読書狂のお二人の対談は完全に趣味が出ていますw お互い「本」をテーマにする作品を書いていることもあり、創作のための資料に当たって得た、そして作品に生かされずに漏れた「面白」
グランゼーラは10月30日、絵が描けなくてもストーリーが思いつかなくても漫画を制作できるというPlayStation Vita向けソフト「マンガ・カ・ケール」を年内に発売すると発表した。ダウンロード専用タイトルで価格は400円(税込)。 「エディットモード」は人物や小道具、吹き出し、エフェクトや背景、擬音語など豊富な素材を組み合わせて1コマずつ作っていくモード。人物のポーズや表情も細かく設定できる。 シナリオが思いつかない人向けの機能として「第1話ジェネレーター」を搭載。物語を読んで選択肢を選ぶことで展開が変化する。完成した漫画は改めてエディットモードで編集することも可能だ。専用投稿サイト「マンガ・ヨ・メール」にPS Vitaから直接アップロードできる。 「コミPo!」に似ているが、Webサイトには公開予定のコンテンツとして「明かされるマンガ作成PC用ソフト「コミPo!」との関係!」とある
「人の褌で金儲け」が悪であるという風潮が高まってきたのでついでに馬鹿の片岡K(@kataoka_k)も燃えればいいのに - 今日も得る物なしZ 片岡K氏は、もちろん本人がひどいんだが、このTogetterのやりとりなどを見ると、この人には何を言ってもしょうがないだろう。 片岡K監督(48)に画像盗用物を出版したことについて質問したら、いきなりクズ呼ばわりされたでござる - Togetterまとめ ただ、片岡K氏の場合、本を出さなければ、問題は片岡K氏のTwitterの活動で終わっていた訳で、出版社が問題を大きくしている。その出版社は、アスペクト、扶桑社、幻冬舎である。さっき調べたら、アスペクトは最近単行本の文庫版まで出していた…。そもそも、こういう本の出版を法務がよく通しているなーと不思議になるが。 一番最初にアスペクトが2011年に『ジワジワ来る○○』を出して、その次に幻冬舎が『ジワジワ
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