漫画『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』などを担当する漫画編集者・林士平さん(41)にインタビュー。漫画編集の仕事の中で印象的なエピソードを伺いました。 もともと“漫画編集”の仕事を目指していたわけではなかったという林さんは、2006年株式会社集英社への入社をきっかけに漫画編集者の仕事を始め、今年で17年になるといいます。これまで『月刊少年ジャンプ』『ジャンプSQ.』編集者を歴任し、現在は漫画アプリ『少年ジャンプ+』の編集部員を務めています。 ――これまでの漫画編集の仕事で印象的だったエピソードはありますか? 作家さんと一緒に打ち合わせしたものが、数週間後には世の中に出て、今だったら電車で『ジャンプ+』を高校生が読んでくれているのを目の当たりにできますし、書店に行けば自分の担当作をレジに持っていく方もいらっしゃって。最初の頃感動して「こういうのって慣れていくものなのかな」と思ったんで