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ブックマーク / geopoli.exblog.jp (5)

  • スティーブン・バノンは私の本「フォースターニング」からアイディアを得た | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は久々にすっきり晴れましたが午後は少し曇りました。これで冬が終わったと考えていいのでしょうか? さて、ルトワックの最終原稿の追い込みで忙しくしておりましたが、来週発売の『フォースターニング』に関連して、原著者の一人であるニール・ハウが、最近ワシントン・ポスト紙に意見記事を投稿しておりましたので、その要約です。 ==== バノンの世界観は私のが元ネタだ By ニール・ハウ 今月のメディアの見出しには以下のような警戒心を呼び起こすものが並んだ。 ●スティーヴ・バノンの暗い歴史観への傾倒は警戒すべきものだ(ビジネス・インサイダー) ●バノンは最後の審判の到来や戦争の勃発が不可避だと信じている(ハフィントンポスト) ●バノンは第三次世界大戦の勃発を願っている(ネイション誌) このようなメディアの報道に共通するのは、トランプ大統領の首席戦略アドバイザーが、彼自身の世界観に最も影響を与

    スティーブン・バノンは私の本「フォースターニング」からアイディアを得た | 地政学を英国で学んだ
  • トルコのクーデターはなぜ失敗したのか | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はどんよりとした曇り空です。まだ梅雨は明けないのでしょうか。 さて、今回のトルコでのクーデター未遂事件に関して、デビュー作で『クーデター入門』を書いているブログでも同じみのルトワックが、さっそくフォーリン・ポリシー誌に興味深い記事を掲載しておりましたので、その要訳を。 === トルコのクーデターはなぜ失敗したのか by エドワード・ルトワック 「軍事クーデター成功のためのルール」の第2条は、実行に参加しない機動部隊(これには当然だが戦闘機の飛行大隊なども含む)は、動員不可能の状態にしておくか、介入してくるには遠すぎる場所に置いておくべきである、というものだ(サウジアラビアの陸軍の部隊が首都から遥か離れた場所に配置されているのは、まさにそのような理由からだ)。 ところが今回のトルコのクーデター計画者たちは、実行に参加しない(戦車、ヘリ、そして戦闘機)部隊を活動不能にしておくこ

    トルコのクーデターはなぜ失敗したのか | 地政学を英国で学んだ
  • 新刊本のタイトルを公募します : 地政学を英国で学んだ

    ブログからみなさんにお知らせ及びお願いです。現在わたしが翻訳中のなのですが、これが七月頃に出版することが決定になりました。そこでお願いなのですが、ブ...ブログからみなさんにお知らせ及びお願いです。 現在わたしが翻訳中のなのですが、これが七月頃に出版することが決定になりました。 そこでお願いなのですが、ブログではこのの日語版のタイトル候補をみなさんから募集します。 もちろんタイトルの最終決定権は出版社にあるのですが、とりあえず私はブログをごらんのみなさんからよい知恵をさずけていただき、これをなるべく実際のタイトル決定に反映させていきたいと考えております。 ちなみにその原著の書名と各章のタイトルをご紹介しますと、 The Rise of China vs. the Logic of Strategy by Edward N. Luttwak この原著のタイトル

    fiblio
    fiblio 2013/05/17
  • 橋下市長や小泉元首相も使った戦略/戦術 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜はまたまたよく晴れてますが、朝の寒さも無くなって格的に初夏らしくなってきました。 さて、最近戦略そのものについて少し調べているので、そこで気付いたことなどを少し。 戦略系のを読んでいると、意外と個人レベルで「戦略的だ」と言われている人々が意識的・無意識的にやっている、戦略や戦術に気付かされることがあります。その代表的なものが、今回ご紹介するもの。 私は名前をどうつければいいのかわからないのですが、「白黒はっきりさせる」というか「極端化する」というもの。とりあえずここでは「明確化戦略」としておきましょうか。 具体的にはどうするのかというと、敵と味方をハッキリと区別し、それを大々的に宣言するというものです。これが非常に上手かったのが小泉元首相であり、現在でもこれを活用して活躍されているのが大阪市長の橋下氏。 たとえば小泉氏の場合は、郵政民営化のときに「抵抗勢力」として敵の存在を無

    橋下市長や小泉元首相も使った戦略/戦術 | 地政学を英国で学んだ
    fiblio
    fiblio 2013/05/10
    "とりあえずここでは「明確化戦略」としておきましょうか。"
  • 戦略とは何か | 地政学を英国で学んだ

    今日の仙台はやや曇りがちで風も強かったですが、とても過ごしやすく感じました。 さて、最近考えていることを少し。 先週の京都で久しぶりに学者っぽい仕事として研究発表をしたわけですが、その内容は戦略研究(strategic studies)の歴史を振り返りつつ、最終的にその学問(というか実践)で究極的に問われている「戦略とは何か」という問題について考えてみる、というものでした。 もちろんこの学派で行われている最近の議論、たとえばCOINやWar Terminationなどの議論も紹介したわけですが、これらをやってもいつも出てくるのは究極の質問である「戦略とは何か」。 これについてはまだ誰も満足な答えは出しておりませんで、結局のところはサイエンスよりはアートで、しかもこれは科学的に分析すべきだが、それでも実践する人はアートとして実行するしかない、というあやふやなもの。 しかも文献を読み込めば読み

    戦略とは何か | 地政学を英国で学んだ
    fiblio
    fiblio 2013/05/01
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