RHYMESTERがニューアルバム「ダーティーサイエンス」を完成させた。今回のアルバムは、インテリジェンスあふれるリリックとカオティックでダーティなトラックで、現代日本の雰囲気を表現した素晴らしい内容に仕上がっている。ナタリーでは本作のリリースを記念してメンバーにインタビューを実施。本作に込めた思いを3人に訊いた。 取材・文 / 宮崎敬太 インタビュー撮影 / 高田梓 Mummy-D 今回はまず振り切って自分たちの好きなことをやろうっていうのがぼんやりとあったんだよね。それは俺らが一番好きなダーティなヒップホップ。そこに時代性も反映させたかった。そういうことをやってもいいタイミングという感覚もあったしね。 ──それは今の日本の社会情勢的に? Mummy-D うん。 宇多丸 アルバム全体がひとつの時代感を表現してるような、今の日本社会の雰囲気が染み込んでいるような作品にしたかったんですよ。