中古マンション価格の上昇が続いている。新築マンションの供給が減ったり、値上がりしたりしていることを受けて、中古マンション価格も連れ立って上昇している。とりわけ上昇率が高い東京23区はリーマン・ショック前の高値水準に迫る勢いだ。「今は中古マンションの売り時なのか?」「特に売り時の駅はどこなのか?」 この2点について不動産市場リサーチを手がける東京カンテイのデータを基にレポートする。 東京23区の上昇の勢いが止まらない 東京カンテイが5月21日に発表した最新データによると、2015年4月の首都圏一都三県の中古マンション平均価格(70m2換算)は8カ月連続のプラスとなり2969万円(前月比+0.4%)となった。大阪府や兵庫県などの近畿圏の平均は1825万円(-0.3%)、愛知県などの中部圏も1516万円(-0.7%)とわずかに減少した。 「日本の三大都市圏の中古マンション価格は上昇基調が続いてい