エジプトで民主化運動「アラブの春」が始まってから25日で3年です。これを前に各地で治安部隊とデモ隊の衝突や治安当局などを狙った爆発が相次いで、合わせて21人が死亡し、混乱のさらなる拡大が懸念されます。 エジプトでは、3年前の1月25日、北アフリカのチュニジアに端を発した「アラブの春」と呼ばれる民主化運動が始まり、ムバラク政権が崩壊しました。その後、初の民主的な選挙によって誕生したイスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ大統領が、去年、軍による事実上のクーデターで退陣を余儀なくされたあと、ムスリム同胞団と軍が後ろ盾となる暫定政府の間で対立が続いています。 「革命記念日」とされる25日を前に、各地でムスリム同胞団のデモ隊と治安部隊などとの衝突が相次ぎ、保健省によりますと、合わせて15人が死亡、87人がけがをしました。 また、カイロでは24日から25日早朝にかけて治安当局などを狙った爆発が相次いで
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