ブックマーク / blog.livedoor.jp/takahashikamekichi (65)

  • 2009年のアメリカ国債を振り返って。 : Espresso Diary@信州松本

    2009年12月15日16:12 カテゴリ債券の話。 2009年のアメリカ国債を振り返って。 09年の米国債の動きを振り返って、まずパッと目につくのは3月に起きた急激な金利の下落。Fedのバーナンキ議長が、国債を大量の買い取ると発表した日です。このあと長期金利は戻ってゆき、急落した株価も上がってゆきました。しかし、夏からは、株が買われるのに債券も同時に買われて金利が低下するという、常識とは逆の傾向が続きました。これは、なぜか? 米国債は、主な買い手たちが嫌々ながら買っている面白い金融商品です。安定した金利が付いても、その値打ちがドル安によって不安定になってしまいやすいから。一番の買い手である中国の首相は「正直いって不安だ」と公式の会見で述べているし、サウジアラビアの王族もテレビのインタビューに対して「もう限界です」と答えています。がまん強さが美徳とされる日からは、こういう声は出ません。た

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    finalvent 2009/12/15
  • デイヴィッド・ハルバースタムの『朝鮮戦争』。  : Espresso Diary@信州松本

    2009年10月27日19:36 カテゴリ書評 デイヴィッド・ハルバースタムの『朝鮮戦争』。 やはりハルバースタムに駄作はない、と改めて感じさせる2冊が『朝鮮戦争』。原題の"The Coldest Winter"には、おそらく3つの意味があって、ひとつは朝鮮半島の厳しい寒さ。もうひとつは、1950年ごろの冷戦構造。そして、マッカーサー将軍とトルーマン大統領との冷え切った関係も描かれています。この3つがアメリカの兵士たちに「最も冷たい冬」を強いることになった。米軍と中国軍との激戦を描いた書は、現代的な意味を重く含んでいます。アメリカにとって中国が、どんな意味を持ち、それがどのように変化していったのか?、政治の流れを知る上で必読のノンフィクション。 日人にとっての旧・第一生命ビルは、米国による占領の象徴ですが、朝鮮戦争という角度から見ると、自己陶酔に溺れた将軍がワシントンD.C.とは無関係

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    finalvent 2009/10/29
  • 強まる「財政悪化」の声。 : Espresso Diary@信州松本

    2009年10月28日19:22 カテゴリ債券の話。 強まる「財政悪化」の声。 日の財政を危ぶむ声が強まっています。20日のN.Yタイムズに「日がデフォルト(債務不履行)の危機に陥るか、通貨価値が崩壊する」という説が載ったため。もしも市場が財政の悪化を織り込んでゆくとしたら、そのときは日国債が買われにくくなって長期金利が上がりますから、ある日、日人が一斉に苦しくなるのではなく、住宅ローンなどの借り入れが多いところから苦しくなると考えるのが現実的です。 住宅ローン残高のうち、その3割が変動金利による借り入れ。いま日の長期金利は1.4%ですが、これが3%と普通の先進国なみの金利になっただけでも2倍以上です。私は、すでに緩やかな金利上昇が起きていると考えています。日の長期金利が最も低かったのは03年の0.435%ですが、「100年に1度」と言われた08年の金融危機でも金利は1%を割り

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    finalvent 2009/10/29
  • なぜ、お金のまわりぐあいが悪いのか? : Espresso Diary@信州松本

    2009年09月01日22:55 カテゴリ なぜ、お金のまわりぐあいが悪いのか? 民主党の政策には「バラマキ」との批判がありますが、債券市場は冷静です。長期金利は、節目の1.3%を割るところまで低下。株式市場は、一時的に上昇しました。問題は、為替。鳩山由紀夫の「金融危機は基軸通貨ドルの永続性に疑問を投げかけた」という見解を意識するゆえか、市場は円高で応えました。 中長期のドル安は明らかですし、政治的にもアメリカだけが世界の安全保障に責任をもつような時代は終わりつつあります。ひたすら米国債を買い続けた日。基軸通貨としてのドルに疑いを差し挟むことのなかった自民党。それが民主党へと政権が変わり、米国債や為替をめぐって、どんな変化が起きるのか?この点は重要です。アジアのCNBCも、"Impact of DPJ Win on Stocks & the Yen"(民主党の勝利が、株と円に与える衝撃)

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    finalvent 2009/09/01
    「民主党の政治は、いまだボンヤリとして形も見えてきませんが、もしも海外に資金が出ることを恐れ続けるのであれば、それは円高を呼びやすく、結果的に日本の雇用をさらに厳してしまうような気がします。」
  • 日本の若者は、4割も減った。 : Espresso Diary@信州松本

    2009年07月24日21:38 カテゴリ地域経済 日の若者は、4割も減った。 製糸業から精密機械や電子部品へと転換してきた長野県。その歴史を社名に感じさせる「シナノケンシ」が、200人の希望退職を募ると信濃毎日新聞に出ています。精密モーターの製造を中国に移転させるとか。上田市のハローワークは、さらに混雑しそう。日で過剰になっている雇用者の数は607万人ですから、さらに賃金を抑えられたり仕事を失う人の数は増えそうです。 この数年で、為替をめぐる世界の対応は、少しづつ変化してきました。以前は、「為替は市場が決めることであり、政府や中央銀行は介入のような発言をすべきではない」という表現が強かった。しかし最近では、自国の利益や通貨の将来像をふまえて、やや踏み込んだ発言をする要人が増えています。 米国は「強いドル」を繰り返し、欧州のトリシェ総裁は、その「強いドル」への支持を明らかにしてユーロ高

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    finalvent 2009/07/25
  • 問題は派遣村ではなく、マスコミ村。 : Espresso Diary@信州松本

    2009年01月31日00:47 カテゴリメディア 問題は派遣村ではなく、マスコミ村。 「クビが飛ぶことはやっても、儲からないことはやらない」と言われるが中国人。昨夜は、駅前で取締り中の警察に、「お兄さん、マッサージいかがですか」と声をかけた女性が逮捕されたとか。3月までに仕事を失う非正規の雇用は、長野県だけで6,400人に増えました。関西でも10,000人と報道されているくらいですから、信州から出てゆく若い人たちは増えるでしょう。解雇は社員にも広がっているので、転職の機会が乏しい地方で住宅ローンを組み、マンションや一戸建てを買った人たちのリスクが表面化しています。40代の私が、これからも長く地元に暮らそうと思えば、20代〜30代の労働力が必要。なんだか足元の地盤が揺らぐような気持ちにもなるのですが、知事や市長などの60歳以上の偉い人たちからは、そうした危機感は伝わってきません。 さすがに

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    finalvent 2009/01/31
  • 『武士から王へ』。 : Espresso Diary@信州松本

    2008年09月01日00:33 カテゴリ書評武士から王へ』。 放送大学に出ていた郷和人さんの話が面白かったので、買ってみました。『武士から王へ―お上の物語 (ちくま新書 682)』。これは、日の中世を大づかみにして太い線で描き直そうとする模索ですから、歴史の好きな人の間でも評価が分かれるでしょう。どちらかといえば私は、「こういう事実があった」と単調に解説されるよりも、「自分なら、こう考える」と仮説が打ち出されている著作に魅力を感じます。 鎌倉幕府の御家人たちが貧しくなったのは、新たに広がった貨幣経済に巧く対応できなかったからだという説も、そのひとつ。農業を基盤とする東国では、ひたすら土地の所有にこだわって「一所懸命」に励むことが大事だった。ところが武士たちが「承久の乱」や「蒙古襲来」を通じて西日との関わりを深め、同時に中国から大量の銭が流入し、田畑がお金で取引されるようになって

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    finalvent 2008/09/01
  • 中国の経済は、どうなる? : Espresso Diary@信州松本

    2008年08月23日18:41 カテゴリ中国中国の経済は、どうなる? 中国の経済は、上向きなのか?それとも落ちてゆくのか?大連の工場を訪れたこともあるウォーレン・バフェットは、CNBCで次のように語っています。It really isn't important what happens in the next six months or a year. It's what's going to happen over the next 10 years.We're going to do well. The truth is, the Chinese will do better, because they're starting from a lower base, but they have learned a tremendous amount about business i

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    finalvent 2008/08/23
  • 『甘粕正彦 乱心の曠野』。 : Espresso Diary@信州松本

    2008年07月13日00:21 カテゴリ書評 『甘粕正彦 乱心の曠野』。 グーグルで「信州松」と検索すると、このブログが最初に出ます。これまでは「信州まつもと空港」がトップでした。利用客が半減し、アクセスも失速したようです。空港のサイトは県の交通政策課が運営していますから、私は「嬉しい」というよりも、「こんなことで長野県は大丈夫なのだろうか?」と不安を感じてしまいます。「マスコミで有名になれば…」は、田中康夫さんが知事だった時代の発想。いまは、いかに個人の発信力を培ってゆくか?が重要になっています。佐野眞一は、『甘粕正彦 乱心の曠野』の序文に書いています。「戦後の高度成長とは、失われた満州を官民一体となって国内に取り戻す壮大なゲームだった」。これは「昼の満州は関東軍が支配し、夜の満州は甘粕が支配する」と言われた謎の人物に迫ろうとする力作。「なるほど…」と思わせるのは、満映の理事長になっ

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    finalvent 2008/07/13
  • 論じてばかりの時期は過ぎ去った。 : Espresso Diary@信州松本

    2008年06月06日00:19 カテゴリ投資と経済 論じてばかりの時期は過ぎ去った。 ポールソン財務長官は、中東で「ドルが世界の準備通貨であるもっともな理由がある」と語りました。バーナンキ議長は、インフレ懸念を強調して、事実上、ドルの買いを勧めるような態度。アメリカがドルの防衛に務めていることが意識されています。そのかいあってか最近はドルの強さが目立ちますが、その他の通貨も追随して上がってゆくことが多く、ふと気がつけば円が安くなってゆく展開。きょうはドルが上がって、次にユーロが急上昇し、原油が切り返した場面が印象に残りました。まるで為替市場が原油を抱き込んででも、安いドルを求めているかのようです。 私は、先月から為替FXへの取り組み方を変えました。「スワップ派」と呼ばれる中長期のポジションを取るだけでなく、日々少しづつでも利益を出せるように、以前よりも頻繁に売買をするようになりました。「

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    finalvent 2008/06/06
  • 時代に遅れる長野県の政策。 : Espresso Diary@信州松本

    2008年06月01日22:30 カテゴリ地域経済 時代に遅れる長野県の政策。 一昨日は、江戸川区の西葛西にも行きました。インド人が多いと聞いていたからです。確かにサリーをまとった子供づれは歩いていたものの、街は、ごく普通の郊外といった雰囲気でした。松と違って「テナント募集」の看板は少なく、かつ不動産屋の数が多いので、飲店で働く知人が言う「こっちは景気が良いっすよ」という言葉に思わず納得。たま〜に黒くて大きなクルマが停まっていて、その傍らに見張り役のような若い男が立っているのを見てると、夜の世界のカネ回りの良さも伝わってきます。ドトールで一休みしていると、隣の席では中国人と韓国人の主婦が、日人の主婦に薬や保険の違いを説明している会話が聞こえてきました。考えてみると、首都圏の住宅街を歩くのは8年ぶりぐらい。やはり外から人が入ってきている場所は「夕張化」しているようには見えない。では、山

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    finalvent 2008/06/02
  • 『グラミンフォンという奇跡』。 : Espresso Diary@信州松本

    2008年05月30日23:58 カテゴリ書評 『グラミンフォンという奇跡』。 昨夜は、池袋の中国品店に行きました。画像の右側に写っているのは、私が買った中国コーヒー・キャンディ。左側は、いつも私が売っているタイのコーヒー・キャンディです。商品のデザインが似ていることが分かります。これが欧州のものだと、缶入りだったり、あるいはシュガー・フリーだったり。ちょっとしたキャンディにも、アジア的なコーヒー文化の広がりを感じます。 品店で働いている男性に近くの飲店について尋ねると、「このあたりには、味が辛くて量の多い店が多い。北の人が多いから…」という答え。サンフランシスコや横浜中華街に比べれば、池袋のチャイナ・タウンなどは点のように小さな存在に過ぎません。しかし狭い階段を登って小さな料理店に入ってみると、居抜きの中古不動産に浸透しつつある新華僑たちの活力が伝わってくる。私は、90年代に群

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    finalvent 2008/05/31
  • ラッフルズの黄昏。 : Espresso Diary@信州松本

    2008年05月21日00:23 カテゴリ投資と経済 ラッフルズの黄昏。 ラッフルズのバーでは、ビールを飲みました。山盛りになった落花生の殻を床に落とすのが、お約束になっている場所。店内を見渡せば白人の観光客が多い。注文されるのは、ビールとシンガポール・スリングの2種類ばかりです。 ラッフルズ・ホテルは、かつて日軍によって「昭南旅館」と改名され、将校用の宿泊施設として使われていました。シンガポールで将校付きの運転手をしていた私の祖父も、1940年代には、このあたりに来ていたはずです。敗戦後、多くの日人がうやわずだった時代に、どうして信州のような山の中で必需品でもなかったコーヒー豆を商うことになったのか?欧風の雰囲気が濃いラッフルズのあたりを歩いてみて、私は改めて納得することができました。 ただ、日人が欧米にばかり規範を求めてきた時代が黄昏を迎えていることも同時に感じました。たしか

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    finalvent 2008/05/21
  • 「ひとつの中国」は、いずこへ。 : Espresso Diary@信州松本

    2008年05月09日00:52 カテゴリ政治 「ひとつの中国」は、いずこへ。 日中首脳会談の報道には、長く問題になってきた「ひとつの中国」という言葉が見あたりません。もしも台湾の選挙で民進党が勝っていたら、いつものように「ひとつの中国」が話題になっていたかもしれません。テレビでは目立ちませんが、やはり国民党と共産党との関係が変化していて、「ひとつの中国」が日中の外交の前景から退きつつあるのだと思います。優酷(Youku)を見ると、台湾の林志玲が大陸系のテレビ番組に出演し、台湾独特の表現"ging"について説明している場面が出てきます。歌手のチャン・リャンインが香港のテレビ番組に出演したときの動画では、ゲストが香港を普通話で「シャンガン」と呼んでいるのに、司会者が「ホンコン」と広東語で言っていて、それでも違和感なく番組が進行してゆくように見えるところが面白い。娯楽番組を見ても、両岸三地を隔

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    finalvent 2008/05/09
  • グローバルなインフレと、ローカルなデフレ。 : Espresso Diary@信州松本

    2008年04月20日00:31 カテゴリ地域経済 グローバルなインフレと、ローカルなデフレ。 楽観が広がったのでしょうか?シティの決算は、その中身よりも、イベントが無事に通り過ぎたことが材料視されたような感じです。ドル高が進んだにも関わらず、原油価格は最高値を更新。CNBCでは、「バーナンキが経済成長を重視して金利を据え置くのか?それとも経済成長を重視して下げるのか?」という論議が交わされています。"Growth or Inflation" 。景気後退が懸念されているのに株が買われる理由として、積みあがった売りポジションの踏み上げなどが挙げられていますが、私はインフレ色が強まっているからだと考えています。世界的に資源や糧の価格が上がるインフレが進む一方で、日の多くの地域では地価が下落。賃金も抑えられるデフレが続いています。つまりグローバルなインフレとローカルなデフレに挟まれて、生活が

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    finalvent 2008/04/20
  • サブプライムの長いトンネルを抜けると、そこはインフレだった? : Espresso Diary@信州松本

    2008年04月17日00:11 カテゴリ投資と経済 サブプライムの長いトンネルを抜けると、そこはインフレだった? JPモルガン(JMP)の決算は、市場の予想どおり。この1年の株価を見ると、サブプライム問題の浮上とともに、大きく上下に揺れ動いてきたことが分かります。この波の荒さは、そのままアメリカの金融に対する動揺を表しています。まだまだ金融の決算は続くので、市場の動揺が「収まった」とまでは言えません。コカ・コーラは、利益も売上げも上昇。地域ごとの内容はハッキリ分かりませんが、BRIC'sのほか東欧やフィリピンなどの新興国の伸びが寄与したと報道されています。きょうは欧州のインフレ傾向が明らかになり、1ドルが1.6ユーロに近づくほどドル安が進みました。やはり欧州の中央銀行がインフレに対する警戒心を強め、利下げは難しくだろうと考える人が多いようです。まだまだ利下げになる可能性がある米ドルと、利

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    finalvent 2008/04/17
  • 資源か、新興国の消費か。 : Espresso Diary@信州松本

    2008年04月06日22:59 カテゴリ投資と経済 資源か、新興国の消費か。 アメリカの雇用の悪化は、民主党にとって追い風になりそう。自由を強調する共和党は、あれこれ政府が面倒を見るべきではないという政策が基。民主党には「政府が何とかするべきだ」と関与を肯定する考えが強い。このまま失業者が増えれば、民主党に投票する人が増えるでしょう。経済の主流を意味する「メイン・ストリート」では雇用と消費の悪化が目立ちますが、金融街の「ウォール・ストリート」では、底打ちの気配も見えてきました。いまは米ドルの弱さが意識されていますが、これからは同じ米ドルの世界でも買えるところと買えないところの明暗が分かれてゆくと思います。とりあえずの安心と安定を求めて漠然と米国債を買ってみても利回りは得にくいですが、成長性のあるところに絞って投資をした場合には、それなりの成果が出てきそう。それはNASDAQの新興企業な

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    finalvent 2008/04/07
  • 歓迎光臨。 : Espresso Diary@信州松本

    2008年04月04日00:49 カテゴリ地域経済 歓迎光臨。 ガソリンの値段を戻すのは難しそう。とくに道路にこだわらない国会議員は、自民党や公明党の中にもいるようです。マスコミの世論調査は、「道路特定財源の一般財源化に賛成ですか?」と難しい聞き方をしていますが、ごく普通に生活している人の受けとめ方は、「下水道やら、国保税やら、取られるカネは増えているし、収入だって減っているんだから、せめてガソリンぐらいは少し下がってくれないと困るよ」という感覚。4月になってから住民の負担が増えた自治体も多い。夕張市だけが特別であるかのように報道されていますが、学校が合併するとか、病院が不便になったという話は、全国のあちこちに広がっています。多くの地方が「夕張化」している。 北海道を「ほっかいどう」と読むと厳しさを感じますが、「ベイ・ハイ・ダオ」と中国語で読むと、ちょっと洒落た印象になります。中国の動画を

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    finalvent 2008/04/04
  • CNBCが伝える日銀総裁の不在。 : Espresso Diary@信州松本

    2008年03月19日22:07 カテゴリ日銀 CNBCが伝える日銀総裁の不在。 自宅の前のビジネスホテルは、ほぼ完成。その隣では、讀賣新聞松支局の工事が進んでいます。最近は松の「土地あまり」を実感するので、工事の騒音が気になるというより、なんだかホッとした気持ちになります。アジアの成長を考えれば、松の集積など小さな点に過ぎません。ナベツネの会社でも歓迎です。 いま地方の街でビルが建つといえば、マンションかビジネスホテル。オフィス・ビルの需要は、ほんとうに小さくなった。もしも日のメディア界で革命が進んでいたら、若い人たちが新しい企業を次々と作っていたかも。もしも外国人の受け入れが進んでいたら、ポルトガル語、タガログ語、中国語を得意とする小さな会社などが伸びていたかも。そう考えながら工事の風景を見ると、やはり規制に守られた企業の建て替え需要ぐらいしかないのかなぁ…とも感じます。 CN

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    finalvent 2008/03/20
  • 市場はニッポンに多様性を求めている。 : Espresso Diary@信州松本

    2008年02月26日22:23 カテゴリ投資と経済 市場はニッポンに多様性を求めている。 「正直に申し上げて、不動産価格は崩落の局面に入ったような気がします」。木村剛さんが書いています。テレビや雑誌は、この現象を遅れて描くかも。なぜならメディアを支えるマンションや分譲の広告は多く、いまや貴重なスポンサーだからです。ただ、ごくごく一部の地価は堅調なままで、よりプレミアム感を強調した商品が輝く。となると、多くの人々を対象にしたマス広告を打つ意味は薄れてゆきます。地価の変動は、メディアにも影響を与えるでしょう。きのうは、東京のマンションと松の土地を所有する近所の人に尋ねられました。「どうなれば、地価が上がりますかねぇ?」。ふと私の口をついて出た答えは、「地価が上がるような政治家を選ぶしかないですね」。投資を呼び込む。雇用を守る。環境を良くする。そういう政治を住民が選択できれば、地価は堅調に推

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    finalvent 2008/02/27